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Posted by ミリタリーブログ  at 

2012年03月19日

E.H.G.5205 イメージ & 目次。

EHG5205のページを訪問下さりありがとうございます。

出会える」「撃てる」「高確率捕獲」の本州鹿ガイド料は車代(宿別)含め、
4万円/日」、追加1名は1万円です。

初年度モニター参加料は「3万円/日」、「2人目1万円アップ」、レピーターなら2頭/日が可能と思います。将来的には高確率なエゾ鹿ガイド猟の組織も作りたいと思っています。


  1.本州鹿ガイド猟 「生徒の募集」。
本州鹿はグループによる巻狩りが主流です。手軽に行けるのは利点ですが、捕獲率が0.05頭/日と低過ぎ、1頭捕獲に20日も通わなくてはなりません。もっと効率の良い方法は無いのか? 実は下記の様な方法があるのです。

昨今は本州鹿も増え、流し猟が十分期待出来る条件が揃って来ました。山口県U生徒の捕獲データでは、出猟11日間で出会い90回、捕獲20頭、チャンス8回/日、捕獲1.8頭/日になりました。

これから狩猟を始め様とする人も、4万円で鹿が獲れる本州鹿ガイド猟を是非検討して下さい。出会いは50m前後が多く、60mOKのフルチョークと27粒弾の連射出来る普通の自動銃がベストです。 
       U生徒レポート: https://littleken.militaryblog.jp/#google_vignette
   

捕獲内容は写真の様にエゾ鹿に比べるべくもありませんが、自宅から手軽に参加出来、高捕獲率、且つエゾ鹿猟の練習になります。恐らく山口以外でも近似の捕獲内容が期待出来ると思われます。
日本列島は細長く、「栃木&茨木&福島周辺」「長野&岐阜周辺」「広島&島根周辺」の関東スクール&中部スクール&関西スクールの3か所で本州鹿ガイド猟が出来る様、ケンさんは本州鹿ガイド猟の全国組織を作りたいと思っています。

「手軽に参加出来、鹿に多数出会え、高確率で獲れる、そんな本州鹿ガイド猟」、そして「エゾ鹿猟の経験に続ながる、本州鹿ガイド猟」が目標です。
初心者の2日猟でも高捕獲率で1頭捕獲、そんな本州鹿ガイド猟に参加したいハンターさんは「リトルケン」まで御連絡下さい。「出会える」「撃てる」「高確率捕獲」の本州鹿ガイド料は車代(宿別)含め、「4万円/日」、追加1名は1万円です。

初年度モニター参加料は「3万円/日」、2人目1万円アップ、レピーターなら2頭/日が可能と思います。将来的には高確率なエゾ鹿ガイド猟の組織も作りたいと思っています。
但し鹿猟に限らず、未熟では成功しません。出会いが仮に多数でも、50mで撃たれるまで、長時間待ってくれる鹿がいる筈もなく、速やかな発砲準備追動作&照準が成功への別れ目となります。

仮に出会いが平均で2回/日に未足らず、且つ撃てなかった時は、次回は半額で参加可能ですが、狩猟はノーハンデ、捕獲保証はありません。本州鹿猟は「迫力負け」が起こりませんが、それでも捕獲成功までには5回程度の失敗経験は避けて通れず、初日からの捕獲はやや難しいと言えます。
 
銃はフルチョークの連射可能な自動銃がベスト、4号バックショット27粒弾を20発、但しエゾ鹿猟練習が目的ならば、サボットスラグのスコープ付ボルト銃です。鹿は数秒で走り出しますから、50mで5㎝の早撃ち精度が必要です。
 
散弾銃ではスキート射撃の時間的感触で、トラップ射撃の感触で鹿を追い撃ちます。散弾銃ではスキート&トラップで各々50%以上の命中率が心強いです。捕獲期待出来るのは角長40㎝の左写真程度、もう少し小さいかも知れません。右写真クラスは稀です。
        生徒募集詳細:https://littleken.militaryblog.jp/e1116194.html
        生徒の申し込み:https://ehg5205.militaryblog.jp/blogmessage


  2.本州鹿ガイド猟の「ガイド募集」
U生徒実績では、出猟11日間で出会い90回、捕獲20頭、各分校でもガイド次第ですが、本州鹿猟レピーターは連日1頭以上の捕獲が可能と思われ、初心者でも2日猟で1頭捕獲は高確率で可能と思われます。丹沢猟区に比べても、総合パフォーマンスで十分に勝算があると思われます。
        U生徒レポート: https://littleken.militaryblog.jp/#google_vignette

我と思わんガイド希望者さん、地区外でもエゾ鹿猟でも何でも構いませんから、セルフハンティング時、或いはすでに行っているガイド猟の出会い率、捕獲率、自己紹介&愛銃紹介等をお知らせ下さい。ガイドの顔写真、捕獲写真数枚もお願いします。
        ガイド募集詳細:https://littleken.militaryblog.jp/e1116194.html

名称はリトルケンハンティングスクール○○分校となり、地区名が表示されます。当面はライセンス料等不要です。出会い率&捕獲率のデータを公開する事と、出会いが平均2回/日に至らず、且つ撃てなかった時は、次回(含む翌年)は半額で参加可させる事が条件です。(出会いとは中級者が捕獲可能な出会いを言います。)  
        ガイドの申し込み:https://ehg5205.militaryblog.jp/blogmessage


  3.憧れのエゾ鹿猟。(巨大なエゾ鹿猟は初回低成功率)
エゾ鹿猟は魅力大なのですが、北海道に行かなければならず、狩猟法上はガイドレス出猟もOKですが、1年中駆除で追われるエゾ鹿に出会う事は概ね不可能、出会う為には要プロガイドです。

本州鹿猟に悪戦苦闘したケンさんは、北海道滝上山中にハンティングスクールを2002年~17年間開講、5205はトレードマークの様な高実績を示しており、どこにも負けなかったと自負しております。旧名称はリトルケンハンティングスクール、別の数値で言えば出会いの70%が3段角オス成獣、20%が角長70㎝級の憧れの大物でした。そして5%がエゾ鹿ハンティングの究極目標と言える、角長80㎝を超える超大物(ビッグトロフィー)、憧れのエゾ鹿大物猟に特化したスクールでした。

エゾ鹿は本州鹿比で体重も角長も2倍以上、そんな身震いする程の大物と勝負出来るのが最大の魅力です。左はスクール生徒中の最大角長88cm、右は確率5%の角長81㎝、体重150㎏、隣の人間は180㎝です。写真の超大物が簡単に獲れるとは申しませんが、目標と考えて頂ければと思います。
 
それでは実際に獲れるサイズと言えば、初回参加の初捕獲は実戦3日目に左写真程度、平均的に捕獲されるのは中写真の程度、レピーターならこれが2頭/日獲れ、5頭に1頭は大物です。そしてレピーターの3日猟では右写真の様に、3頭前後のトロフィーを担いで帰るのが標準でした。
   
エゾ鹿猟は本州の50m射撃場からすれば未体験の100~150mの長距離射撃を要し、また射手の体格を遥かに上廻る事から迫力負けを起こします。その為、失敗10回程の積み上げの後に、100m未満で、迫力負けをしない程度の小柄な獲物に出会えた時、初捕獲となるのが普通です。
ケンさんスクールでは17年間で捕獲ゼロは皆無でした。高出会率5回/日と、4日遠征の到着日PM猟含め3日猟が可能となり、2日目までに基礎の10回失敗を満たし、3日目の初捕獲が標準でした。

しかし巷のエゾ鹿猟では4日で2日間の実猟です。スクール以外で最高確率の西興部猟区でも、スクール比で出会い率半減、初心者は2日間で初捕獲条件の基礎10回失敗を満たせず、初年度は残念ながら多くが捕獲出来ずとなります。平均的には2日猟で90%前後はメス又は小~中型オス1頭の捕獲がある様ですから、翌年は多分捕獲出来ます。

そんな経緯から、本州自宅から通える、事前練習が出来る方法があればと言う事になります。従来からの神奈丹沢有料猟区は猟犬を使ったガイド付巻狩りであり、エゾ鹿猟練習にならず、且つ低捕獲率です。それでも丹沢鹿猟の人気は予想外に高く、毎シーズンに平均491人が訪れ、112頭が捕獲され、捕獲成功率は23%、手ブラ率77%では低い成功率と言えます。

本州鹿ガイド猟はレピーターなら1日1頭以上の捕獲が可能であり、初心者でも射撃練習や発砲準備動作の練習を十分してあれば、2日猟で多分1頭の捕獲が可能と思われます。本州鹿が目的であればそれもヨシ、数年通って見られたら如何でしょう。

またエゾ鹿大物が目標であれば、本州鹿ガイド猟での事前練習は効果絶大、ここで実戦経験を積むのと並行して、サボットスラグ銃の練習を進め、100mで5㎝の集弾で速やかに射撃出来れば、エゾ鹿遠征の初回成功率が大きく上がります。1度は100m以遠の実射練習をしておいて下さい。

狙うは下記のNPポイント、迫力負けを起こさない様に下写真のエゾ鹿を実物の1/10に縮小し、自宅にて10mから発砲準備練習を繰り返して下さい。発砲準備とは、車から降りて、合法な路肩の外れまで行き、銃のカバーを外し、弾を装填し、照準するまでを言います。車が止まってから数秒間が射手に与えられた時間となり、その後鹿は逃げ出します。言うまでもありませんが、逃げる前に撃ちます。





  4.狩猟大全集「Fainal版」の販売
2021年9月、狩猟大全集の究極版と言える「ファイナル編」が完成しました。
狩猟体験も2016年以降はもう進化は止まっており、銃も2018年には卒業しましたので、「狩猟人生を振り返って」編から内容的に新しい物は少ないかも知れませんが、考え方の方はかなり進化しております。

ショットガンの鳥猟、本州鹿の巻き狩り、ライフル銃のエゾ鹿猟とヒグマ猟、これらの最高のバイブルとなれる様にまとめたつもりです。

拙書には且つてはバイブルとして崇めた「ザ・ビッグゲーム」 「ライフル・ハンター」「羆撃ち」を酷評している部分もありますが、何時か誰かがケンさんの「大全集」酷評してくれる日が来る事を望んでいます。尚これにてリトルケンの一連の活動は当面のお休みを戴きたいと思います。
拙書がお役に立てればこれほど嬉しい事はありません。

  表紙説明:紋別郡滝上町ヒグマ250㎏、2007 
          EHG5205商標 
  裏表紙説明:NZ孔雀2011、与那国カジキ2012、NZキジ2012、NZ七面鳥2012、
           NZイシナギ2017、NZカナダガン2014、NZテキサン練習機2011.

 A4約500頁。PDF化されたDVDが1万円(〒& Tax込み)
「狩猟人生を振り返って」編をお持ちの方は、お越し下されば無料で差し上げます。
  Fainal編目次:https://littleken.militaryblog.jp/e830807.html
資料館にお越し下さる時は事前にご一報下されば幸いです。
  お問い合わせ:http://ehg5205.militaryblog.jp/blogmessage


以後はエゾ鹿猟の素晴らしさを表現する為に、今は無くなったリトルケンハンティングスクール時代の物ですが、当面は残したいと思います。
      
エゾ鹿猟には大きな魅力がありますが、本州猟に比べると手軽ではありません。しかし良いガイドに付けば3年目には2頭/日の捕獲となり、70%が体重100㎏以上の3段角の成獣オス、最終的に絶対ガッカリさせませんが、初年度の捕獲は余り期待出来ません。

鹿は豊富に降り、ケンさんは5日間で50頭を捕獲した事がある程です。問題は巷のガイド猟の殆どが詐欺ガイド、手ブラ率80%以上な事です。最も高確率なのは西興部猟区ですが、2日猟では捕獲成功率は90%が平均値ですが、しかし初心者では残念ながら殆どが不成功に終わります。

それに対し本州巻狩りは通うには手軽ですが、従来から行われている巻狩りでは大物狙いは構造的に不可能となります。丹沢有料猟区に出掛けても0.25頭/日、巷の無料巻狩りでは平均0.05頭/日、捕獲成功までには無料コースでは1頭捕獲に20日も通う必要があり、有料コースでも1頭捕獲に4日通い、8万円も払わなくてはなりません。

そこで考えたのが自宅から通える本州鹿の流しガイド猟、1日4万円ですが、ミスらなければ1日2頭の高捕獲が可能です。また本州鹿ガイド猟はエゾ鹿猟と類似の狩猟方法ですから、ここで積み上げた経験はエゾ鹿猟で必ず役に立ちます。最も違うのは射撃距離、昨今のエゾ鹿は100~150mに多く、本州鹿の50mとは訳が違います。出来れば100m或いは150m射撃場で練習して下さい。

また体重50㎏の本州鹿では迫力負けは起こりませんが、100㎏を大幅に超えるエゾ鹿では迫力負けが起こり、足が地に着かない射撃となってしまいます。何度も何度もこれには泣かされますが、5回対戦で乗り越えられ、大物の捕獲成功した時の喜びは一段と格別になると思います。

下記の目次もリトルケンハンティングスクール時代の物ですが、エゾ鹿の魅力を紹介する物とし、残しておきたいと思います。何時の日にか、エゾ鹿ビッグトロフィーを手中にして下さい。



        ―――――――――――― 目次 ――――――――――――
    1.EHG5205のイメージ & 目次。
       http://ehg5205.militaryblog.jp/                  

    2.エゾ鹿猟の醍醐味。
       http://ehg5205.militaryblog.jp/e310979.html

    3.講師の実績。(生徒の実績+講師個人の実績)
       http://ehg5205.militaryblog.jp/e311196.html

    4-1.エゾ鹿ガイド猟の実習費。
       http://ehg5205.militaryblog.jp/e311256.html

    4-2.ハンティングベースの紹介。
       http://ehg5205.militaryblog.jp/e892864.html

    5.狩猟方法&スクールの役目と業務範囲&スクールの方針。
       http://ehg5205.militaryblog.jp/c29162.html

    6-1.狩猟カレンダー&申し込み方法&誓約書。
       http://ehg5205.militaryblog.jp/c22528.html

    6-2.申し込み方法&誓約書。
       http://ehg5205.militaryblog.jp/e892868.html

    7.エゾ鹿の大物に出会えるメカニズム。
       http://ehg5205.militaryblog.jp/e311527.html

    8.繁殖期のエゾ鹿の群れの構造とポイント猟。
       http://ehg5205.militaryblog.jp/e311859.html

    9.出猟準備、物と心。
       http://ehg5205.militaryblog.jp/e312262.html

   10.エゾ鹿猟用の銃と弾。
       http://ehg5205.militaryblog.jp/e314992.html

   11.銃と弾を持って飛行機、フェリー、列車、バスの乗り方。
       http://ehg5205.militaryblog.jp/e317336.html

   12.鹿肉の加工品、「The 男のロマン」を作りませんか?
       http://ehg5205.militaryblog.jp/e388087.html

   13.トロフィーの作り方。
       http://ehg5205.militaryblog.jp/e419831.html

   14.海外猟の同行案内。
       http://ehg5205.militaryblog.jp/e782854.html

   15.狩猟人生を振り返って。
       http://ehg5205.militaryblog.jp/c51780.html


         申し込みや質問は下記からどうぞ。お待ちしています。
            http://ehg5205.militaryblog.jp/blogmessage




せっかく幾多のハードルを越えて始めた銃ですが、冒頭でもお話ししました様に、
過半の人は1度も捕獲の喜びを体験する事無く、その無念さを他の理由に置き換えて
銃を辞めてしまうのが現実です。
3年以内にその銃を手放す確率は80%前後に達します。

銃を始める人は面倒な手続きを乗り越えて来たのですから、3日坊主の人は1人もいません。
燃えるやる気で対処しても、獲物の方が五感が1000倍以上優れており、どんなに隠れていて
もやる気が強ければ殺気が漏れ、新人の射程外で軽く交わされ、姿を見せてもらえる事は
稀です。翌年も更に試行錯誤を繰り返しますが、10回通っても成功への道筋が見えないので
辞めてしまうのが普通のコースです。

グループ猟巻狩り等では余程のラッキーに恵まれないと、20~30回程度では捕獲成功または
その可能性を見出す事が難しいのが現状です。
実は筆者も7年50余日間も獲物に出会う事が出来ず、もう少しで脱落組に入ってしまう所でした。
結局、後になって分かった事ですが、講師は今日も獲れっこないと諦めの心境になった時、
自己の気配が低下し、それで鹿との気配勝負に勝つ事が出来、この勝負の連続敗戦を止める
事が出来ました。

今は鹿が桁違いに増えており、もっと簡単に出会える様にも思えますが、この勝負の図式は
今も基本的に全く変わっておらず、かなりの苦戦が予想されます。

そんな経験から獲物に出会うお手伝いをする事を思い付いた次第です。
EHGはエゾ鹿ハンティングガイドの略、5205はその平均実績を表しており、最初の5は1日
当たり平均で5回の勝負が出来る事を意味します。
モタ付かなければ5回撃てる事を意味し、ミスらなければ5頭捕獲出来るのです。
しかし回収には相当の体力が必要で、その体力的な限界から朝夕各1頭程度に留まります。

他の数字の実績に付きましては本文を見て戴ければどんな猟でどの程度なのかが分かると
思いますが、筆者の所を訪れた初心者達は約90%が生き残って狩猟を楽しんでいます。
また約60%がレピーターになり、30%は筆者のエゾ鹿猟を学んで独自のエゾ鹿猟を
楽しんでおられます。


この事から出会いがあれば、捕獲があれば、狩猟は絶対に楽しい物であり、一生続けられる
スポーツになります。これは自信を持って言える言葉です。
ぜひEHG5205で初期体験の1~2年を積んで基本を学んで下さい。
一生安全で楽しい狩猟になる事でしょう。

エゾ鹿猟を始めるのに当たって、参加費用が1/3程度の安さから民宿巻狩りを選択される人
も多い様です。この猟法が獲れないとは決して申しませんが、本州巻狩りと同様の射撃勝負
以前の気配勝負合戦となり、1日中寒い森の中で鹿を待ち続ける事になります。

たくさん居て困る程のエゾ鹿ですが、勝負は本州巻狩り並に厳しい状況にあり、結果は
本州巻狩りよりは多少良好の平均3日に1頭程度に留まりますが、皆さんの憧れの大物捕獲
成功には絶望的低率となります。

ただ申し訳ない事ですが、5205の条件を満足するのは10月下旬から1ケ月弱だけであり、
教えられるのは8組程度の留まり、特に11月初旬の最も良い所を確保するのは至難の業
となります。
初めて参加する場合、特にサボットスラグ銃の場合、早い時期ほど射程が短く有利です。
       スクール実戦記:http://littleken.militaryblog.jp/c52865.html

  


Posted by little-ken  at 15:21イメージ&目次

2012年03月20日

2.エゾ鹿猟の醍醐味。

                 2.エゾシカ猟の醍醐味。

  こんな一瞬こそが男のロマンの集大成です。写真のエゾ鹿超大物は体重150kg余で
    角長80cm余、こんな超チャンスは流石に10~15日に1度位しかありません。
   (成功には 150m 5cm の射撃術と超大物の ド迫力に負けない心 が必要です。)
  スクールは大物捕獲まで初参加から10日程度、超大物まで20日程と最短距離にあります。
  下記にベスト10を紹介します。

                  エゾ鹿大物ベスト10

 U生徒は3年目の僅か9日目でNO.10の鹿をゲット、そして4年目の12日目にはNO.2の
 鹿をゲット出来ました。あなたにもこんなラッキーが転がり込んで来るかも知れません。


NO.1、88cm、1998.12.27、根室S牧場、クリスマス猟。
根室猟2年目、S牧場奥、車両後方直後をスリ抜け様とした超ベテランエゾ鹿、筆者の未完成
であった50mからのランニング射撃で即死となりました。
そして以後20年間で1050頭余を捕獲しましたが、これを上回るサイズは捕獲出来ておりません。

NO.2、88cm、2017.11.13、紋別解禁猟、山口U生徒。
筆者の1050頭余20年間と同じ結果を僅か18頭目の4年間で引き出してしまいました。
夕方の恐らく出勤途上のデメキン鹿に150mの距離で発砲、20cm程弾着がズレ、200m程
走られ森に消えましたが、翌日カラスのお告げで回収されました。

NO.3、87cm、2008.1.10、根室正月明け猟、F誌取材の日でした。
K嬢や他のスタッフには捕獲能力が無く、彼らの飛行機の到着直前取材用に捕獲した鹿です。
発見時すでに走っていましたが、筆者は150m先の丘のトップで止まると予測、「待ってた
ホイ射撃」で即死となりました。

NO.4、86cm、2002.11.23、紋別解禁猟。
紋別スクール開講初年度の事でした。150m先におり射撃、100m程で倒れました。
その後紋別では15年間に350頭以上を倒しましたが、これを超える鹿を捕獲する事は出来
ませんでした。U生徒は僅か18頭でこの記録を塗り替えました。

NO.5、86cm、2008.12.18、根室モンゴル丘、クリスマス猟。
11月初旬頃に阿寒の山を降りた鹿が、根室には12月20日前後に到着します。モンゴル丘は
この通り道の1つ、250mのボンネット射撃で即死しました。

NO.6、86cm、2009.1.11、根室モンゴル丘、正月明け猟。
大きなブリザードで鹿は2日間動かず、食事が出来ていませんでした。ブリザード明け後の
夕方まで待ち切れず、14時頃に餌を食べに出て来ました。150m先から狙撃1発でした。
根室の1月はこのブリザードで面白くなります。

NO.7、86cm、2011.1.21、根室、正月明け猟。
狭い根室半島ですが鹿の渡りコースは半島の南側と北側の2本があります。南部コースが
モンゴル丘を通り、この鹿は北部コースで捕獲しました。
8頭の大物オスの群れから2頭を頂く事が出来ました。右が85cm、左は78cmでした。

NO.8、85cm、2005.12.23、根室モンゴル丘、クリスマス猟。
モンゴル丘は基本的には通り道ですが、しばしば沢には多くの大物鹿が日中も滞在します。
沢に隠れる鹿はじっと見ているとやがて僅かに動き出し、そこを300mから遠射します。

NO.9、85cm、2009.12.18、根室、クリスマス猟。
クリスマスフィーバーの大移動で捕獲しました。 積雪が多くなりますと大きな群れで行動を
しますが、この鹿はその到着の走りでまだ単独でした。300m遠射で決めました。

NO.10、85cm、2011.11.14、紋別解禁猟、山口U生徒。
紋別エリアでは筆者が86cmを捕獲して以来10年間85cm級は捕獲がありませんでしたが、
U生徒の120mからの第1弾は角に命中、しかし走られました。それを追掛け第2弾は180m
から、今度は頭蓋骨に命中と言う、2度のマグレが重なって捕獲出来ました。


  角長80cmオーバーの超大物は現在までに39頭が捕獲されており、捕獲成功までは
  平均すると5.5年と19.3日の32頭目で成功
しています。
  年数で2~7年、実戦累計で6~27日、出会いには運もありますが、実戦累計で20日を
  こなせば間もなく達成が目に見えて来る様になると言えます。



           エゾ鹿の大物はこんなにデカイのです。

  左写真:体重150kgの超大物と身長180cmの講師です。
        如何にエゾ鹿が大きいかが分かるかと思います。
         こんなのが何時も獲れるとは申しませんが、オスの平均は100kg超です。
  右写真:大物は回収が大変です。お姉さん頑張りましたが150kgの鹿は1mでギブアップ。


            そしてこんなにたくさん獲れるのです。

  写真左:しばしば複数以上で獲れますが、この日は朝1番で72cmを初めとする
       4頭が捕獲されました。獲り過ぎると回収と解体が大変な事になります。
       この日もその後4時間大変な事になりました。せめて2頭にしておくべき
       だったと反省中ですが、きっとその場になれば次回も撃ちまくる事でしょう。
  右写真:二人とも70cm級大物を含めて3頭ずつ持って凱旋です。
       凱旋パレードは旭川空港1周と羽田空港を2周の予定とか。
       この時は16頭5日間(NO.3の記録)、ドギュメントは 
           http://huntingschool.militaryblog.jp/e270157.html
       空港に向かう途中に17頭目が獲れ、2人の後方で積んだままのがそれです。


  左写真:50cm級の小物(100kg近い)なのですが、二人掛かりでも重労働です。
        車までもうチョイ、頑張りましょう。
  写真中&右:巨大なモモですが、脂肪が5.5cmもある超絶品です。
        信じる信じないは構いませんが、解禁の頃のエゾ鹿は脂肪が2cm以上あり、
         本州鹿の上物はおろか猪の上物より美味しいのです。
          このモモ肉も1年掛りで全てお姉さんの胃袋に消えたと聞いております。


  超大物のボス争いです。時にはこんなチャンスもあります。どちらから撃ちましょう?
  上手く行けばダブルですが、迷っているとチャンスその物を失います。
  体格的には左が大きく、角長的には右の方が大きそうです。
  スコープでの見比べはチャンスを逸してしまいますから絶対にしてはなりません。






申し込みや質問 は下記からどうぞ。お待ちしています。
            http://ehg5205.militaryblog.jp/blogmessage



  


Posted by little-ken  at 15:59エゾ鹿猟の醍醐味

2012年03月21日

3.講師の実績。

3.講師の実績。(生徒の実績+ガイド個人の実績)
     最近5年間の生徒の捕獲平均値は 捕獲6.0頭/出猟3.5日 ですが、 
     最近の状況はhttp://littleken.militaryblog.jp/c22593.html を参照して下さい。

     平均値の腕に達するには通常3~5年又は正味実猟15~20日が必要です。
     スクールの長い歴史上、捕獲ゼロは1度もありませんのでド下手でも多分大丈夫です。
     一方で確実な捕獲をしたい人は100mで10cmの腕が必要です。 

     未経験初回サボットスラグ参加者7人の平均結果ですと、
     3.5日参加で15.8回のチャンスから3.1頭の捕獲となり、0.13頭の大物が含まれます。



    E.H.G.5205の 実績データ :(2010~2014の5年分の生徒実績値平均

出会率:5.7回/日 抜群の出会い実績、北海道でもトップクラスです。
     出会いは概ね発砲回数になりますが、銃の取扱い技術に左右されます。

捕獲率:2.2頭/日 抜群の捕獲実績、体重100kg強が1日に2頭捕獲です。
     鹿は100m前後に多く、急所は直径30cm、許容照準時間3秒以内、0.5秒毎に
     20%が逃げます。捕獲は天候等の自然条件と腕と運に左右されます。
     平均値はベテランが引き上げており、初心者は大幅割引が必要です。
     しかし技量の低い初回参加者で過去10数年実猟4日以上で捕獲ゼロは皆無です。

出撃率:天候不良による出撃不能率は1%台、殆んどゼロと言えます。
     特に解禁猟前半に付きましては出撃率は完璧の100%です。
     結果として日程が計画通りに消化出来なかった人は過去10年間にゼロです。
     自然が相手ですから必ず保証出来る物ではありませんが、まず計画通りに
     北海道に到着、出撃、相応の出会い&捕獲があると見て頂いて良いと思います。
     (出会いがゼロの日はありませんが、腕と運により捕獲ゼロの日はあります。)

大物率:27.3% 抜群の大物率、実猟2日で大物1頭です。(0.43頭/日)
     大物とは外周角長実測値で70cm以上を言い、全捕獲中の平均実績です。
     (超大物率では3.2%で本州小物捕獲率0.05頭/日に近い高い0.041頭/日です。)
     大物は週1回位のまとめ出現が多く、短期日程では出会えない事もあります。
     大物ほど遠射(150m前後)になり更にその上で速く正確に撃つ必要があります。
     この数年、大物オスの出会い率はかなり向上しています。
     3段角率は70%前後、本州猟含む 他地区とはここが大きな違いです。

出撃コスト:5万円/日(3人まで)と2万円/日・人(1回保証+追加1万円/回)
     単独でも殆どが前者を選択されますが、初回は後者選択も悪くないと思います。

コスパ:0.95万円/発砲チャンス1回、2.72万円/捕獲1頭、抜群のコスパです。
     ここでは1回撃つのに1万円弱、1頭を捕獲するのに2.5万円強です。
     飛行機代を入れても自宅から隣県遠征するより遥かにコスパに優れます。
     これも平均値ですから天候等の自然条件と腕と運に左右されます。



            

  生徒の捕獲平均値は捕獲6.0頭/出猟4.0日程度ですが、過去最高は実猟5日間です
  と19頭19頭17頭16頭と続き、これ以外にも4日で10頭大幅超が更に3回以上あります。
   写真はその2003.11.の5日間で19頭捕獲、トロフィー15個、内3頭は大物です。
    残念ながら2006以前の捕獲ドギュメントの記録は失われてしまいましたが、
     過去総数50組程度しかご案内してませんから相当の確率で超大猟です。


           5日間19頭捕獲の2009.10.ドギュメント:        
        http://huntingschool.militaryblog.jp/e169765.html

           5日間17頭捕獲の2007.11.ドギュメント
        http://huntingschool.militaryblog.jp/e13178.html

           ハンティングスクール時代の狩猟ドギュメント全体:            
        http://huntingschool.militaryblog.jp/c19515.html




       思い出のアルバム。(R:ライフル、S:スラグ、B:バックショット)
各生徒それぞれのベスト記録を並べてみました。
ヒグマの捕獲には幸運な生徒2名が立ち会えました。
                     ヒグマはエゾ鹿に比べて200~400倍のロマンです。

    2段目記載はその写真までの北海道の経験年数と撃墜累計数です。初年度(5年)1頭とあれば
        北海道としては最初の年(本州累計で5年目)の2頭目でその写真になった言う事になります。


 2006 D生徒120cmヒグマオス立会   2007 H生徒175cmヒグマメス立会   2007 講師 150cmヒグマメス捕獲
   初年度(11年) 撃墜累計8頭       初年度(同) 撃墜累計1頭       12年目(37年) 累計約500頭 


 2002 講師 86cm 紋別記録 2004 M生徒(R)78cm 2005 S生徒(R)80cm 
   7年目(32年) 累計約250頭      2年目(25年) 撃墜累計35頭     2年目(同) 撃墜累計3頭


  2005 I生徒(B)65cm   2006 D生徒(R)72cm  2006 B生徒(R)55cm
    初年度(同) 初撃墜         2年目(11年) 撃墜累計15頭     2年目(15年) 撃墜累計5頭


   2007 H生徒(S)     2008 W生徒(R)72cm   2009 T社(R-S-B)60cm
    初年度(同) 初撃墜         2年目(27年) 撃墜累計25頭     2年目(12年) 撃墜累計5頭


 2009 K生徒(S)81cm   2009 O生徒(R)81cm  2009 G生徒(R)60cm
   3年目(同) 累計7頭         7年目(35年) 撃墜累計約100頭   初年度(45年) 撃墜累計10頭
  スラグ生徒による最大記録         ライフル生徒による最大記録


 2011 R生徒(S)70cm   2011 T生徒(S)72cm   2011 U生徒(S)70cm
   3年目(5年) 累計16頭         3年目(4年) 撃墜累計9頭       初年度(6年) 撃墜累計2頭


 2012 I生徒(S)55cm   2012 J生徒(R)76cm   2012 D生徒(R)77cm
   初年目(2年) 累計2頭        初年目(35年) 撃墜累計200頭      6年度(16年) 撃墜累計50頭


 2013 O&M 生徒73cm他  2014 講師 ヒグマ185cm  2014 講師 ヒグマ220cm
     まとめて4頭,新記録       19年目(44年) 累計約1250頭     19年目(44年) 累計約1250頭 


  2014 U生徒78&73cm     2014 R生徒80cm       2014 R生徒
   2年目(9年目) 撃墜累計12頭        6年目 撃墜累計30頭        80,75,73cm、大物捕獲新記録


  2015 講師 ヒグマ170cm  2015 講師 4日で大物8頭    2015 S生徒78cm


   2016 U生徒85cm        2017 H生徒76cm       2017 E生徒78cm
  3年目(11年目) 撃墜累計14頭           2年目撃墜累計5頭            2年目撃墜累計11頭
 


   2017 F生徒74cm        2017 U生徒88cm
        初年度初捕獲          4年目(12年目) 撃墜累計18頭       



           

 
申し込みや質問 は下記からどうぞ。お待ちしています。
            http://ehg5205.militaryblog.jp/blogmessage






  


Posted by little-ken  at 10:20ガイドの実績

2012年03月21日

4-1.エゾ鹿ガイド猟の実習費。

4-1.エゾ鹿猟ガイド猟の実習費。
1週間弱に1回あるフィーバーを必ず生徒に当る様にする為に、運用可能期間を多少短縮し、
10月25日前後~11月20日前後までを考えております。
生徒が多数になれば自動的に、この範囲を超えます。

絶対にフィーバーが含まれる、3日コース2期連続の6日コースがお奨めコースです。
5日以上であれば希望に合わせた時期と場所での開講が可能ですが、多少時期の調整を
して頂く場合もあります。
それ以外の場合は 取りあえず希望を登録頂き、その前後がもし続ながらない場合は
多少ご協力を頂く 事もあります。


  1-1メインコース
ご利用実習料は 従来通りの実習料は5万円/日 ですが、2019年度は6万円、更に
2020年度は諸事情により7万円に値上げが予定されておりますが、宜しくお願い致します。
出会いが少なくなる時期はレス価格が設定され、公平を保つ様にしております。
詳しくはカレンダーを参照して下さい。

3名まで同時案内が可能でございますが、安全確保の為、初年度は1名まで、2年目は
2名までとさせて頂きます。2人目以降の場合は1人1日に付き5000円が必要です。
送迎に付きましては片道1万円ですが、3日チャーターには片道が無料、4日以上のチャーター
には往復が無料になります。

宿はEHGが借りている部屋の雑魚寝で宜しければ1名時は特に費用は掛かりません。
食事は自炊で電子レンジと電気ポッドと電気ナベがありますが火は使えません。



  1-2ヒグマ チャンレンジ 追加コース
ヒグマチャレンジはヒグマ用の自己申告誓約書を提出して頂き、前金で10万円を頂きますが、これは覚悟の程を示す為の物です。獲れても獲れなくても撃てば失中未回収に関わらず10万円を頂き、撃てなければ或いは撃たなければ全額お返しをします。

皮と骨は撃った人の所有になりますが、肉はスクールの関係者で分配となります。
講師は丸腰で全く支援出来ませんから、全て本人の責任でお願い致します。

過去に捕獲又はその可能性があった日は下記の通りです。太字は捕獲の日です。
10/24、10/27、10/29、10/31、11/01、11/02、11/03、11/09、11/09、11/09、11/11、
10月27日~11月2日の間で 出会える確率は約8.5%/日、捕獲確率は約5% です。
捕獲率5%は講師のデータですから。皆さんはこれに至らないと予想されます。
また11月09日には捕獲1回の他に良い出会いが2回もあり、11月9日~11日も狙い目です。

自己申告ですが、「スナップ射撃」と「ムービング射撃」の技術、及び精神面で「迫力負け」と「恐怖負け」の対策が必要です。
また撃った結果に付きましては、全ての責任は本人側になりますから宜しくお願い致します。







  


Posted by little-ken  at 13:49エゾ鹿ガイド猟の実習費

2012年03月21日

4-2.ハンティングベースの紹介。

4-2.ハンティングベースの紹介。
2016年度より渓谷ホテルの4人用コテージがベースとなりました。


         ロッジ装備の概要。
テーブル&イス、居間2ベッド&別室2ベッドの定員4名、
ホテル渓谷大浴場を無料、シャワー設備、水洗式ウォシュレット、冷蔵庫(137L)、
IH調理器具、各種鍋、各種食器(4名分)、電子レンジ、オーブントースター、電気ポット(3L)、
ホットプレート、炊飯器(5合炊)、洗濯機(5.0㎏)、洗面台、 
テレビ、エアコン、ペレットストーブ、
*タオル類、ソープ類、歯ブラシ等は備え付けておりません

コンビニは1km先、小さなスーパーも1~2km先にあります。
肉の処理等は旧ベースを使います。

コテージベースでかなり快適になると思いますが、しかし良くない点もあり料金が3倍強、相応
の負担をお願いしようかとも思いましたが、本年度は従来通りの1人参加時は無料 にしました。
2人目以降は5000円/泊-人をお願い致します。

今後は状況によっては多少の負担のお願いをするかも知れません。
またコテージ採用で開設の為のコストが大幅に上がり、従来スクールの開設には約25万円が
必要でしたが、コテージ代だけで25万円程追加で今後の開設経費は約50万円となり、1日
空けるだけでも約2万円が必要となり、間隔を空ける事が一段と難しくなりました。
そう言う事から連続12日以上又は4組以上がないと続けられなくなりました。
ご協力をお願い致します。

また滝上町に宿泊しているハンターは以前5~6組いましたが、今は我々だけとなりました。
皆様には不便をお掛けしますが、何故そうなったのかをよく考え、滝上町に御迷惑を掛けない
行動を取る様にお願い致します。

荷物を送る場合は 下記で発送して下さい。緊急連絡先も同様です。
         ホテル渓谷 コテージ4   立石憲司郎 宛
         〒099-5604 北海道紋別郡滝上町元町 
         TEL:0158-29-3399 FAX:0158-29-3380
         MAIL::reserve@iris.ocn.ne.jp 

ハンティングエリアは旭川空港から車で2時間前後です。

到着日の夕方猟を希望される人は、時間がギリギリですから、予め家を出る時からそれなり
の装備で準備して来る様にお願い致します。


他の有料オプションとして次の物があります。
エゾライチョウやマガモも周辺に生息し、鳥猟を楽しむ事も出来ます。(5000円)
渓流には樺太岩魚とエゾ岩魚と野性のレインボーが多数生息、釣りも楽しめます。(3000円)
出会えば超大物の確率の高い雄武遠征も可能です。(10000円)最近は成功率が低くなりました。
又紋別港の海産物購入、紅葉、富良野&美瑛観光、鮭の遡上見物も楽しめます。(リクエスト走行は実費70円/km)

但し鳥猟はエゾ鹿猟より遥かに難易度が高いです。短銃身フルチョークのショットガンを用意下さい。
   弾は鳥用に7.5号と鹿との出会いに備えて4号バックショット(鉛弾可)を用意下さい。
   渓流釣りは比較的イージーです。無料レンタル竿があります。

  


Posted by little-ken  at 13:51ハンティングベース

2012年03月21日

5.EHGの狩猟方法とスクールの業務&方針。

5.EHGの狩猟方法とスクールの業務&方針。
狩猟方法。(従来通りですが、画期的に良く出会え、何処よりも大物が多いのが特徴です)
殆んど歩かずに車に乗ってポイントを効率よく廻る猟法で分類上は「流し猟」になります。
ここ1週間以上の天候の変化や鹿の動きを総合的に考え、通常の流し猟よりも鹿の動きを遥かによく研究し、各ポイントを効率よく廻りますので通常からすれば信じられない程1日の出会い数が多いのです。講師はこれを「ポイント猟」と名付けました。

平均出会い数も1日当り5回前後、多い日には10回を超える事もあります。
出会いが10回と言う事は弾も1日10発が必要な時もあると言う事です。角長70cm以上の大物に対する出会い率も30%弱、平均的に言えば毎日1回以上大物に対戦出来る事になりますが、実際は4~6日に1回の悪天候明けのフィーバー時にまとめて出て来ます

近年の出会いは100m強に多くなり、確実に捕獲する為には100m 10cm以内の腕前が必要です。しかし後述のフィーバー時なら時に50m前後にも出る事もありますので期待して下さい。
大物はその特性上、150m前後に多く出ますので更なる射撃術が必要になりますが、サボットスラグ銃でも慣れれば何とか対応出来、ライフル銃であればイージーな近距離と言えます。

車に乗って鹿を探しますので、車両内では銃にカバーを掛け、ボルトはオープン安全装置を掛け、右手に1発の弾を持ち待機します。鹿を発見したら速やかに車を降り(降りない時もあり)、銃のカバーを外し、弾を入れ装填、安全装置を外して銃を構えるや否やで撃ちます
撃ったらすぐに次弾待機に入りますが、装填してはいけません。
安全装置解除や装填は肩付け工程の一環です

重要なのはその速やかさであって前半を2秒以内、後半は距離に応じて2~5秒以内に処理出来る様、発砲準備動作や肩付けの練習が非常に重要となります。
4秒を過ぎますと通常0.5秒毎に約20%が逃げ、数秒後には全ての鹿が居なくなります。

猟は日の出から数時間 & 午後は日没までの数時間 のみ行い、通常昼食は旧ベースで取ります。旧ベース休憩は電気が無くカセットコンロだけで賄える昼食の持参が必要です。
昼休みは鹿肉の整理や発送等に使います。休憩時間は自由にお過ごし下さい。
コール猟(無料ですが自前)や渓流釣り(有料3000円)等も可能です。リクエスト走行は70円/kmの実費が必要ですが、海産物ショッピングや鹿見物ナイトツアーが好評です。

紋別解禁猟の奇跡の出会いは地理及び気象上から1ヶ月程度しか続かず、最大でも10組程度しか案内出来ません。しかも過半がレピーターでカレンダー発表と同時に埋まってしまい予約が取れ難い状況にあります。お早めにご予約下さい。(2年前からの希望を受け付けております)

ハンティングカーは世界最高水準のランドクルーザー100の改造車です。
圧倒的な乗り心地、そして走破力、オフロードに精通した講師の運転技術、どの面からもほぼ最高レベルと思われます。倒した120kgの鹿は車両後方の籠に簡単に釣り上げて積み込める様になっています。



改めてスクールの役目とは。(再度確認、そして協力をお願いします)
狩猟の中で1番難しいのは鹿に出会う事であります。
本州猟は巻き狩りでガイドを付ける事が出来ず、気配勝負の本当の手法を教えられません。
結果として撃てるコースに来た鹿は射手の存在を先に知って迂回、射手は鹿に出会う事すら出来ないまま、一方的な敗戦をします。それは鹿の感度が人間より1000倍以上高いのですから何度やっても同じ結果になり、講師もその昔は70回以上9年間に渡り一方的な敗戦が続きました。

その結果、多くの新人は捕獲の可能性を見出す事が出来ないまま、10回前後通うだけで早々と見切りを付け、1度も勝利を体験する事無く80%以上が理由を他に置き換えて銃所持を卒業してしまいます。そんな経緯から スクールは 鹿に出会う為のお手伝いをする所 として開設されました。
合わせて銃の取り扱いや鹿の撃ち方等、エゾ鹿猟全般の指導もしています。

平均で1日5回の出会いがあり、多分初日から鹿に出会え、初期には捕獲に至らないと思いますが、とにかく勝負を多数経験出来ます。
平均して5~10回の敗戦を経験した後、比較的近距離で中型以下のメデタイ鹿に出会えた時に、捕獲第1号が記録され、それは平均して2~3日目になります。

お蔭様で初回から例外なく捕獲出来ていますが、捕獲が保証されている訳ではありません。
それは指導が良かった結果であり、本人が努力した結果です。
しかし仮に捕獲出来なくても捕獲の可能性を十二分に感じられ90%以上が必ず生き残れます。

最終的に発砲の場所やタイミングは全て生徒が決断し、その責任は全て生徒側 にあります。それは誓約書の文面通りです。そして 回収や解体はスクールの業務ではありません
肉の処理や発送が業務で無いのは言うまでもありません。

しかし平均120kgのエゾ鹿は1人では回収が難しく、残滓の処理場への搬入も同様ですから、手を貸しています。しかし貴方は客ではなく 生徒、私は貴方の使用人ではなく 講師 です。
そう言う理解があれば、関係もスムーズに行き、何処よりも大きな成果を上げられます。
ここは間違いなく世界中でダントツ、もちろん北海道でもダントツの成果を上げられる所です。


エゾ鹿の回収。(ロープを貸す場合、切れたら修理費5000円)
繰り返しますが、回収はスクールの業務ではありません。講師は2012年頃までに1人で500頭以上を回収し解体をしましたから、気合を入れれば基本的には1人で十分出来る筈です。
そうは言うモノの120kgのエゾ鹿を運ぶ事は、健常者2名でも僅かな傾斜があると限界です。
そして講師は最早健常者ではなくなり、生徒と2人だけでは回収が不可能になりました

車には150mと300mのロープが用意され、必要時にもちろん無料で貸し出しています。
運用はかなり離れた所から車で引きますのでトランシーバーは不可欠です。従来からのトランシーバーは 要ライセンス144Mhz FM変調です。

150mのロープはそこそこ強力ですが、引っ掛かった鹿を引けばすぐに切れてしまいます。
従いまして引っ掛からない様に常時手を加えて戴き、連絡を取り合う必要があります
尚これ以上強力なロープで強引に引くと大切な鹿の角が折れてしまいます。

300mのロープはかなり貧弱で良好な平坦牧草地の無抵抗の所をけん引する能力が限界です。
常時半分持ち上げていて頂き、引っ張るパワーの半分をロープに頼る程度にして頂かないとすぐに切れてしまいます。連絡を取り合える状態でなければとても運用出来ません。
トランシーバー運用は数百m程度ですから玩具の物をペアで用意して下さっても大丈夫です。

折角150mで撃っても即倒させないとすぐに300m超えの大変な回収作業になってしまいます。
2017年度は全体で25頭の捕獲でしたが、その場に倒れたのは僅か数頭に留まります。
どうしても失中が怖く、急所ではない鹿の胴体中心寄りを撃つので走られます。
鹿の即倒するヒットポイントは前足軸線上だけ、かなり前方にあるのです。


獲物の解体。(従来通り解体は自前です)
解体の代行はなく、基本的に本物のハンターになって頂く為に、生徒1人で解体して頂くのがスクールの考え方です。そうは言っても見た事もやった事も無ければ出来る物ではありません。
そこで最初の1頭の片面で解体の見本を見せしますので、残り反面は悪戦苦闘して下さい。
この時は後半も一応は見ておりますが、聞かれても教えません。教えても無意味だからです。

2頭目は最初から1人だけで悪戦苦闘して下さい。1時間後にまた見に来ます。
実際1度見ただけでは簡単に分かる筈もありませんが、さりとて絶妙なカットの位置や方向等は何度見本を見せ何度説明しても、所詮見ているだけで分かる物でもありません。

悪戦苦闘をした後、3頭目でまた改めて片面の見本 をお見せします。
この時は少し見る目が育っていますので、これが本当の意味の解体見本になります。
以後必要時に片面の解体見本をお見せしますので申し付け下さい。但しMax.2度に限ります
以後の解体見本は1回1万円になります。一口に申しますと回収も解体も格闘技ですから、複合技が必要です。


解体に関する消耗品に付いて。(消耗品類は全て無料レンタルです)
基本的に全ての消耗品は、ある程度ですがこちらに用意されており、それは 無料レンタル品 と言うのがスクールの考え方です。初回は銃と弾以外は手ブラでも構いません。少量使用品を除き、2年目以降は初回の経験から必要品を自分で揃える 様にお願いしております。

2018年度以降当面は・・・・
消耗品の余剰がありますので、それがなくなるまでの当面は当方の物をお使い下さい。

肉の発送に付いて。(箱は1人4個、それ以上は各自で用意、制限重量15kg厳守)
肉はクロネコヤマトの冷蔵或いは冷凍の着払いonlyで発送出来ます。
肉の処理は旧ハンティングベースだけで行い、無人発送となりますから 着払いコースのみ
となります。伝票は新旧ベースにもありますが、事前に用意された方が圧倒的に便利です。

重量制限は箱を含めて15kg以内、以前と違い制限厳守となりました。平均的なエゾ鹿1頭は約20kg前後になりますから、15kgに納めるにはかなりの時間と工夫が必要です。
2017年度の捕獲は平均4頭/人、従来通りで行けば箱は準備してあった4個/人で済みましたが、宅配規定の変更で制限重量15kgを守って肉の全てを送るには8個が必要となりました。
従来の1頭ずつ1箱と言う考え方を根本的に改めなければなりません。

スクールではミカン箱を1人4個まで用意 してありますが、ダンボール箱の準備は40個程が限界で、現在でもランクルで事前搬入する諸荷物の30%以上が箱になっております。
1人当り4個 で済む様に、協力をお願い致します
たくさん捕獲される方、数㎏ずつ多数を送る場合は事前に購入し、数年分をまとめてベースまで宅配便等々で送っておくと便利です。また少量送りは箱よりも宅配屋の袋の方が便利です。

ベストはなるべく大きなブロックのまま冷蔵便で自宅等に送り、4週間程度熟成の後に変色した部分を削り落とし、小分け精肉冷凍する方法です。
その為には解体時の汚染を極限まで少なくする様にしなければなりません。
旧ベースで小分け精肉して冷凍便で送るコースも可、小分けすれば1頭が15kgに収まり易くなります。冷凍時は6ケ月~1年後に美味しくなります。

  荷物を送る場合は 下記で発送して下さい。緊急連絡先も同様です。
         ホテル渓谷 コテージ4   立石憲司郎 宛
         〒099-5604 北海道紋別郡滝上町元町無番地
         TEL:0158-29-3399 FAX:0158-29-3380
         MAIL::reserve@iris.ocn.ne.jp 


肉の発送手配。(各自手配ですが、当日発送は時間的に綱渡りとなりました)
鹿肉はコテージや回収人宅には持ち込めません。
肉は旧ベースから無人発送が主体となりますが、梱包済の場合は新ベースまで持ち込んで発送とする事も出来ます。発送手配が上手く行かない事も稀にはあり、その結果としてトラブルを生じた事も過去にはありました。そこで 発送手配は各自 にお願いしております。

クロネコヤマトのコールセンター 0166-30-11119:00~18:00 の時間内に電話し、「集荷をお願いします。」と告げて下さい。集荷先の住所は下記からの選択になります。
  旧ベース:099-5613 北海道 紋別郡 滝上町 第5区 (又は滝奥) 無番地  山田商店
  コテージ:099-5604 紋別郡 滝上町 元町 無番地  ホテル渓谷 コテージ4

旧ベースの周辺は携帯通話圏外で、往復15km(有料1000円)走らないと集荷依頼が出来ません。
電話受付は9:00~18:00、不便ですが狩猟中の約半分が通話可能ですから、この時を計画的に上手く利用して下さい。そして 集荷は AM11:30~12:00頃 ですから要注意です。
当日の出荷依頼は前日、または当日のAM9~10時の僅かな時間しかしか出来なくなりました

AM猟は日の出から2時間程度、捕獲出来なかった場合は新ベースに戻り休憩となります。
そしてPMの出撃は14:30頃からとなります。
捕獲すれば休憩は旧ベースとなりますが、回収等に時間が掛かりますと旧ベース着は11:00頃となり、集荷依頼がしてあった場合、準備時間がありません。

夕方猟で捕獲した場合すぐに暗くなりますから、解体にはヘッドランプが必要です。
旧ベースには照明がありませんから、その夜だけ新ベース保管となりますが、新ベースでは肉の処理は出来ません。また捕獲した肉は相当前倒しで作業を進めないと、タイミング良く発送出来ません。ここが従来と大きな違いになります。
肉の処理に時間が必要な場合、予め申し出があれば、AMに獲れなくても旧ベース休憩とします。


捕獲予定数。(獲れる数は天候次第、柔軟的なリストや伝票の準備をお願いします)
初回未経験者でも3日以上のコースであれば、スクール開設以来15年間、捕獲ゼロは唯の1度もありませんが、もちろん捕獲が保証されている訳ではありません。
捕獲にはまずエゾ鹿との出会いが必要ですが、これは平均5回/日あります。

それは長い間の実績ですから間違いありませんが、均等に出現してくれる訳ではありません。
4~6日サイクルの悪天候明けにまとめて出て来ますが、これをフィーバーと呼んでいます
フィーバーになると出会い数が多く、大物は多く、しかも距離が短くなり、フィーバーに当たるか当たらないか、それが大きなフィーバーかそうでないかにより、結果に大きな差が出ます。
そして残念ながら反対側の谷間もあり、一口に最大で±3倍弱の程度です。

フィーバーは5日間隔前後で起きますから、ほぼ必ずフィーバーが含まれる2期連続の6日コースは非常にお奨めコースです。通常3日コースの3年通いの場合ですと1年は並、そして1年は谷に当たり、フィーバーに会えるのは平均して3年に1回になります。

急所の大きさは直径15cm程度、射撃場の最も悪い成績が実戦では最も良い側になる程、射撃場と実戦では俗に3~10倍と大きく精度が違います。
射撃は僅かでも不安感があるとそれだけで命中しなくなります。遠いなあ或いはデカイと思えばそれだけで当たらず、発砲準備動作が快調に行かなければ焦り射撃となり命中しなくなります。

そして相手の 鹿にも逃げる権利 があります。1年中地元駆除ハンターに追われているエゾ鹿を倒すには、地元駆除ハンターの半分以下の時間で発砲準備や照準が出来なければなりません。

鹿はそう言う逃げ方をすでに学習して生き延びているのです。幸いに地元は戦力外老人が多く、気合を入れてトレーニングすれば地元老人に負けない早撃ちは決して難しい物ではありません。

ハンティングはショッピングではありませんから捕獲数は予測が立ちません。
1頭目が簡単に獲れたからと言って、それ以降も続く保証は全くありません。
フィーバーの谷間に入ってしまいますと獲れない事も何ら珍しくありません。
捕獲状況に応じて、鹿肉の送り先を上手く選択対応出来る様に伝票等の準備をお願い致します。

一方でスクールの捕獲量は腕が並以上になりますと恐ろしい程の頭数になります。
過去最大捕獲数は5日猟で19頭、以下それに準ずる記録も目白押しです。
フィーバー時に失中が少なければ、朝夕各々2頭ずつ以上を捕獲する事は極めて容易です。
ただそれをやりますと回収と解体処理時に後悔する事になります。
たくさん捕獲する事は容易ですが、数は程々にしておき大物を狙いましょう。


トロフィーの持ち帰り。(担いで凱旋します)
トロフィーの宅配送りは困難で、飛行機の預け荷物として持ち帰るのが1番安く上がりますし、カッコ良いのです。トロフィーは次頁左写真の様に頭蓋骨オデコ切りに加工するのが1番受けが良いと思います。その切取り方も最初の1頭目で指導します。

飛行機で担いで帰る為には角の先端に無料レンタルキャップを被せて保護し、頭蓋骨部分は血が垂れない様に厳重に梱包し、右写真の様に半透明のビニールに入れてストラップを付けて担げる様にします。初年度はやり方を指導します。

エゾ鹿猟は最も獲れる猟の筈ですが、実は昨今の巷の高齢3流ガイドでは駆除慣れした鹿から良い出会いを得る事は困難となり、フィーバー時以外はまともな出会いすらゼロと言う場合も結構多く、巷では大物捕獲以前の獲れないエゾ鹿猟になってしまう事も珍しくないのです。

その状況下の大猟捕獲ですから空港1~2周の凱旋パレードを誇らしく行い、獲れなかったハンターにどうすれば獲れるのかをぜひ説明してあげて下さい。

飛行機の預け荷物の案内。(担いで帰るのか宅配で送るのかをよく考えて下さい)
機内持ち込み:10kgを1個と身の回り品1個まで。
預かり荷物 :無料預かりは個数制限なしの20kgまで。
超過料金  :ANA & AIR DOの場合は最初の10kgが2500円、以後10kg毎に1000円。
         JALの場合は1kg毎に400円です。

乗り継ぎがあるとその都度超過料金となります。宅配料金と天秤に掛け、一般交通時の持ち運びも考え、普通荷物を宅配にし銃と弾とトロフィーだけを担いで帰る人が多いです。


10紛失物のご案内。(紛失の可能性の高い物は各自で用意願います)
エゾ鹿の捕獲に来たのですから、我を忘れる程の大物を全員に捕獲してもらいたいと思いますが、紛失物が多く苦慮 しております。
NO.1は鹿回収用の短いロープ。
NO.2は鹿の頭を切るノコギリ。(コンクリートパネルソウ又は生木用の荒目の鋸。)
NO.3は解体用のナイフです。

一方忘れ物のNO.1は携帯の充電器です。また車にも小物の忘れ物が多いです。
ナイフだけは準備して来て下さるのですが、他は半数の人しか準備しておりません。
こちらでも準備はありますが、それは皆様のを無くされた時の予備とお考え下さい。
初参加の人は勿論手ブラで構いません。

極稀ですが、ボルトやマガジンを家に忘れたまま、北海道まで使えない銃を持っておいでになる生徒がいます。精度的に的に申しますとクリーニングはしない方が良く、直前の最終射撃確認の後はそのまま北海道にお越し下さい。また未確認のリロード弾を持って来て撃てないでいる生徒もいます。狩猟用の弾は絶対的に品質の安定したメーカー製弾に限りますが、リロード弾の場合は万全の確認をした物に限ります。


11超大物のロマン。(紋別スクールは最も超大物ロマンに近い所です)
紋別スクール周辺にはたくさんの超大物が生息しています。超大物の年齢は8歳前後、余命はもって残2年、そう言う事ですから皆さんの射撃により倒される順番を待っていると言えます。
現在スクールの80cm級超大物捕獲に成功した生徒はすでに5名の7頭、S生徒は2005&2009に80cm級複数、U生徒は2016&2017と連続で角長85cm級の超々大物複数を成功させました。

2018年、講師はライフル銃を卒業しました。
何事にも何時か終りになる日が来るのですが、私のライフルの技術も明らかにピークを過ぎ、体力低下からエゾ鹿の回収も困難になり、1990年以来28年間続けて来たライフル銃ですが、卒業をする事にしました。合計捕獲数は ヒグマ6、エゾ鹿1051、本州鹿26、海外の大型獣19、中~小型獣126、合計1228頭となりました。

銃が無くてもガイドは出来ますから、スクールは4名以上の生徒が集まればずっと続けますが、ボケが進み且つ回収のお手伝いも出来ないガイドでは魅力に欠け、残す所はたぶん数年と思われ、通常コースの新入生の募集は2018年を最後にしようと思います。
それは受け入れた新入生を大物捕獲未達成で放り出す事を避ける為です。

2019年度の新入生の募集はエゾ鹿大物チャレンジ6日コースのみtonari、以後の新入生の募集はありません。
検討中の人はこの最後の参加機会を逃さない様にお願いします

思い起こせば36年前に大物ロマンを目指して本州鹿の巻狩りを開始ましたが、予想外の大苦戦で最初の本州鹿捕獲には9年間70余日を要しました。
最初の10年間の捕獲はその1頭だけ、よく分からないながら技術の至らなさを感じました。

それ程までに獲れなかったのですが、12年目には何と3週連続で捕獲出来ました。
この時の捕獲を通してそれなりの捕獲技術がある事を知った次第です。
そして2回目の10年間では3週連続を含めて100頭を捕獲、技術の存在と進化を感じました。

更に次の10年間では何と1000頭もの捕獲、そしてこの頃から憧れだった超大物にもたくさん出会え、やがて殆んど外さなくなりました。技術の奥深さを改めて強く感じました。
講師は通算20年を過ぎた頃からエゾ鹿ボス級の行動が分かる様になり、1度見掛けた鹿に再び会える技術も得る事が出来、逃げる鹿の行先も分る様になりました。

それらが分かる様になったからと言っても超大物の出会い数は全体からすれば5%弱です。1日平均5回の出会いから4日で20頭に合えば超大物1頭弱が含まれる事になります。
では5日あれば超大物を捕獲出来るのかと言えば「迫力負け」と言う大きな壁がありました。
これを乗り超えるまでは極稀なマグレで捕獲出来る程度でした。

それがある時から急に殆どを外さずに倒せる様になり、気が付けば超大物を30頭余も捕獲出来ましたが、それは累計で100頭を大幅に超え、超大物捕獲がマグレと言われない累計で5頭を超えた時からだと思います。射撃面から見ますとスナップショットやランニングショットが本当に完成した頃からだと思います。

講師はある時から急に超大物をバッタバッタと倒せる様になり、気が付けば30頭余も捕獲出来ました。精進を続ければ何時か皆さんにも必ずこんな日が来ると信じています。
またせめて1度は勝負してみたいと思ったヒグマですが、何時の間にか6頭になりました。15mのド至近距離だったNO.4、又400kg以上で計測不能の超大物ヒグマNO.5にも怯まずに勝負出来た事を誇らしく思います。

何時かアフリカのライオンとも勝負したかったのですが、何時の間にかそれを超える猛獣を倒せましたので高額なライオンは見送る事にし、代わって2.5mのカジキを初めとする大物魚と勝負をして来れました。




申し込みや質問 は下記からどうぞ。お待ちしています。
            http://ehg5205.militaryblog.jp/blogmessage


  


Posted by little-ken  at 13:58狩猟方法

2012年03月21日

6-1.狩猟カレンダー。

   長い間には色々ありましたが、終了しました。
   後継者は決まっておらず、消滅となります。


   紋別解禁猟は比較的射撃距離が短く、前半ならサボットスラグでも問題ありません。
   出会いが多く、成獣オス3段角の率は70%、角長70cm級が20%、80cm級が5%弱です。
   
   一方根室猟は上手く行けば1日に数百頭に出会え、弾も数十発/日が必要ですが、
   2019年12月矢2020年1月猟の 根室猟は希望が合計で7日以上あれば開講 します。
    7日に満たなくてもとりあえずお知らせ下さい。何とか出来る方向で努力します。

   2015年1月の根室特別スクールでは悪天候前のフィーバーに遭遇、2日間で合計2百頭程
   のエゾ鹿に遭遇しました。3日目は悪天候で出撃不能でした。
   1日目は9回と2日目には何と14回も射撃し、大物に150~200mで6回も射撃出来ました。
   残念ながら全て失中となりましたが、小物4頭の捕獲に成功しました。
     2015年根室ドギュメント:http://littleken.militaryblog.jp/e624156.html


フィーバーになりますと出会い数が多くなるだけではありません。、大物率が高まり、射程は
短め、照準時間も長目と、良い事ずくしです。エゾ鹿猟はフィーバーに会える事が1番であり、
そのフィーバーは悪天候によって起こり、そのサイクルは5~6日です。

そのフィーバーも半日で終わってしまう場合もありますが、ビッグフィーバーになりますと3日
連続する時もあります。その反対に最悪は3日連続でボトムの時もあります。ビッグフィーバー
は毎年必ず3回程起こります。
普通にショートコースで通えば3年に1回が当たり1回は外れ1回は普通と言う事になります。

何処がビッグフィーバーになるかは分かりませんが、フィーバーは5~6日毎に起こるのです
から、本当は3日コースよりも3日コースの2連続がお奨めです。この中には必ずボトムも
フィーバーも入ります。
そこまでは手が届かないと言う人、早目であれば4~5日コースの設定も上手く行けば可能です。
講師に御相談下さい。


紋別解禁猟はベテランハンターに取ってもヒグマに出会える嬉しいシーズンです。ヒグマは危険ですからそれなりの技量を持つ生徒しか発砲を認めておりませんが、条件が許せば来るべき本番に備えヒグマに照準練習をして下さい。また過去に類を見ない超大物ズラズラの2014年R生徒の超々ビッグフィーバーもこの時期でした。

では7期はと言えば、全体的な出会い数は少なくなり、ヒグマは冬眠で可能性がなくなりますが、角長80cmオーバーの超大物や、85cmオーバーの超々大物面から言えばベストシーズンになります。
しかし射程距離が長くなりますので初心者向きではありません。


各時期の特徴。
10月中旬  :10月中旬以前は積雪により鹿が山から降りる前で駆除慣れした牧場周辺の
         小物鹿だけが対象となってしまいます。
         難易度が高い事、数も出ない事、大物が出て来ない等々の理由により、
         10月25日以前は25%レスのご案内となります。
         10月20日以前に付きましては案内をしておりません。

10月下旬  :鹿の山降りと繁殖のシーズンが始まるのは10月28日±2日前後からです。
         近数年は大物を含む好出会いが多くなりました。鹿は100m前後にいます。
         当ればNO.2ですが安定しておらず、ややリスクが高い時期です。
         ヒグマとの出会いも期待できるシーズンです。20%プラス料金。
       
11月初旬  :この頃から数も大物出会いも多くなり、外れの少ない期間で出会い数は最高、
         イージーな鹿も多く、全体評価NO.1です。
         ヒグマとの出会いも期待できるシーズンです。20%プラス料金。

11月上~中旬:大物の出会いも多く、それでいて出会いも多い、少し距離的&時間的に
         難易度が増しますが、ベテランにとって最も期待外れの少ない期間です。
         ヒグマとの出会いも多少期待できるシーズンです。射程は100~150mです。
         遅くなればなるほど射程距離が長くなる方向にあります。20%プラス料金。

11月中下旬 :積雪が根雪になり始める季節でベース周辺の出会いは減少傾向
         その半面で出会えば超大物の確率が高くなります。
         射程距離も長くなりがちでスラグハンターには全く向いていません。

11月下旬  :この頃から天候不良率が高まり、出猟出来ない日も稀に生じます。
         出会い数は更に減少しますが出会えば超大物の率は高くなります。
         あまりお奨めの時期ではないですが、過去の超大物の多くはこの時期に
         捕獲されています。
         この時期は25%レスでご案内しておりますから、チャンスと言えばそうなります。
         11月25日以降は案内をしておりません。

申し込みや質問 は下記からどうぞ。お待ちしています。
            http://ehg5205.militaryblog.jp/blogmessage
               折り返し御案内をさせて頂きます。


根室スクール
根室猟  :根室は超大物が大群れで走り廻る程であり12月中下旬と1月中下旬の
       各1週間のどちらかの数日で毎年必ず伝説級の出会いがあります。
       1日で数百頭の群れを見る事もしばしばあり非常に魅力ある猟場です。
       又85cm以上の超々大物も多数が捕獲されこれら85cm級の可能性は根室しか
       ありません。その伝説のベスト10は下記で紹介されています。参照して下さい。
       モンゴル丘の伝説:http://huntingschool.militaryblog.jp/e159895.html

チャーター7日以上 になりました時に 根室スクール開講 します。
根室猟は1月末まで可能ですが、最後の1週間は混みあい良い成果が期待出来ません。

なお、根室猟の送迎は中標津空港only になります。

根室スクールは短期希望であっても、そう言う希望生徒が複数いれば合計7日以上になり、開講が可能になります。取りあえず希望があれば申し出下さい。

2月以降は厚岸、浜中地区の猟になります。


講師は未熟な生徒に合わせてレベルを下げた教えをする事はありません。
何時もその時点の最高の教えをします。その結果、レベルが違い過ぎて理解し難い部分も多々出て来ます。それは未理解のまま保留項目として記憶しておくと、10年もしない内に自然に分かって来ます。

このやり方は比較的上手く行きまして、以来ずっとそれでやって来ましたが、徐々に物価に対し相対的に実習費が下がって来たのか、最近は生徒の質もやや低下して来ました。

狩猟と車の運転には特に応用力の高さがそのまま結果に現れます。
それはどちらも失敗の経験を積んで上手くなるのですが、全く同じ場面はあり得ないので類似パターンに対する応用能力で結果が決まるからです。
中級以上にステップアップする為にはこの応用力を磨く意外に手法はありませんが、応用能力を持っていない人が上手くなるには、今は持ち合わせていないこの応用能力を新たに取得して戴く事になりますが、応用力オンチを克服する事は並大抵の事ではありません。

講師は応用力オンチを克服出来る様に、永年ある秘策も以ってそれに沿った指導をして来ました。
その秘策とはエマージェンシーパワーを利用する事です。
それは一口に言いますと「この野郎、ならばやってやろうじゃん」と本気で思わせる事です。
実は筆者もそれでスポーツオンチと方向オンチと文字オンチを克服して来たからです。
当時は甚だ頭に来ましたが、おかげ様で各種の音痴を克服出来まして、総合能力が大幅に向上し、今では頭に来させてくれた諸先輩に感謝しています。

それはこう言う経緯でした。スポーツオンチの筆者は名前だけ所属のつもりで名門バレーボール部とは知らずにそこに入部してしまったのですが、格調高い先輩はお前の様な奴が名門に入部する事を許さないと、絶対に「辞めさせてやる」と筆者にこれでもかと言う程の特訓をして下さいました。その過程で筆者のエマージェンシーパワーに火が付きました。結果はスポーツ音痴が克服出来たのみならず、インターハイや国体にまで行けたのですから傑作です。

筆者はこうしてスポーツの最下層から上級世界までを体験出来まして、上級世界と普通の世界の違いが分かりました。そして何をすれば上級に入れて、何をしなければ普通の世界に留まらざるを得ないかが分かり、以後の人生が全て良い方向に大きく変わりました。

2番目は方向音痴、本州鹿猟を始めた頃の筆者は強度の方向音痴で1人では車に戻れない程でした。複数の先輩からは「お前は狩猟をする資格がない」と侮辱され、エマージェンシーパワーに火が付き、1年間は帰る方向を常時指差しながら歩きました。やがてそれは心の中だけでも行える様になり、方向音痴が克服されました。そして一旦克服されますと過去の膨大な出会いのデータ等が立体的に整理され、究極の狩猟である「ポイント猟」の開発に発展しました。

3番目、筆者は文字が読めるけど書けない文字オンチでしたが、トヨタに入社後、レポートを書く特訓を受け、その過程でやはりエマージェンシーパワーに火が付き、単に書ける様になったのみならず、その後はライターになったと言うのですからこれも傑作な話です。

3項目とも筆者にとっては不得意の塊でしたが、それが尽く良い方の得意項目側になり、それが切っ掛けで上級に行ける事になりました。
生徒諸君にもぜひ上級側に行ってもらいたいと心から思っております。
そしてそれは筆者の様に何かの切っ掛けさえあれば、たぶん1年以内に出来る様になります。

更に大きな事はこうして乗り越える事が不可能と思われたオンチを幾つか克服出来ますと、人生に不可能は無いと思える様になった事でした。今は解決策はまだ見つからなくても必ずその手法はあると思える様になりました。それで数々の不可能に挑戦し、その殆んどを解決して来れましたので、社会的地位や収入は追い掛けて来てくれました。

しかし、そう言う講師の教えの真意は全く理解されずに、低レベルの生徒ではその指導は理解されず、(真意を理解しようとしないので分からない)、頭に来て捨てセリフで去って行った生徒も多くいます。そう言う生徒は人間としても自分本位の未熟で、当然ですが狩猟や射撃の技術も未熟、恐らく仕事でも同様で将来の発展も無いと思います。

そんなスクールは2012年以降ずっと慢性的に赤字でした。それは筆者の回収体力の低下で鹿肉販売額が低下しやがて途絶えた事に加え、狩猟誌が全て廃刊となり原稿収入がなくなり、収入がかなり低下しました。
更には旧ハンティングベースが傷んで使用に耐えられなくなり、町の宿泊施設を使う事で出費が大幅に増えました。民宿を使用した時はそれ以前に比べ10数万円の出費増となり、そこも閉鎖され、ホテルのコテージを使う様になりますと20数万円の出費増となりました。

元々講師のスクールの実習費は北海道で2番目に高額でした。
出費増の部分の全てを生徒に負担させては気の毒だと思い、講師が開講するスクールもそれ程は長くないので赤字額も知れているだろうと、筆者側の負担で済ませて来ました。
ざっと計算した所、2012年以降の7年分の赤字増分の累計は約150万円でしたが、それを負担してくれたのは筆者の運営している会社で、この赤字部分以外にも高額な車関係の費用を全て負担してくれていました。

元々は筆者の趣味でやっているスクールですから、喜んでもらればそれでも良いのですが、無理解な生徒の低級狩猟趣味に利用されるだけの為に、大きな赤字を被って来たのかと思うと、余りにもアホらしく且つ空しく思います。

今も数名の熱心なレピーター生徒はおり、出来る事ならばずっと続けたいとも思いますが、
会社のハンティング部門に付きましては会計士から、赤字がかさむ一方のハンティング部門を会社業務から切り離す様にと勧告がありました。そうなりますと新たに車代を含め、膨大な赤字を筆者が丸々個人的に被らなくてはならなくなります。
流石にそこまでの義理はないと思います。

そんな経緯で講師によるスクールの開講は2018年度限りとなりした。
スクールの後を続けたいと言う希望者があれば、数年間の指導支援は行いたいと思っています。
また希望者がまとまれば出来るだけ支援して行きたいと思っております。

  


Posted by little-ken  at 14:22カレンダー

2012年03月21日

6-2.スクールの参加方法と誓約書。

スクールへの参加は申し込みは誓約書の提出と
                 実習費の振り込みで確立致します。


          EHG 5205 参加に対する誓約書
ハンティングは危険な銃器の取り扱いや、大自然の中で予測出来ない事が発生しますので、
下記を誓約致します。

1.申し込みは前金を持って申し込みます。但し、実費の類などは終猟後の精算となります。

2.出会い&猟果の保証を要求しません。
 不猟は私(参加者本人)の至らなさが原因で、出会いは天候&時の運と解釈しております。

3.狩猟法&銃刀法の両法を正しく理解しております。
 発砲は全て本人の責任において行います。
 もし事故や違反があってもすべて本人の責任において処理し、損害が出た時は弁済致します。
 銃の保持はカバーを掛け、実包を装填しない、安全装置を掛け,ボルト解放状態とします。
 銃口の安全管理をします。
 銃の操作には必ず「声出し申告」をし、2重3重の安全を心掛けます。
 実包を装填する場合や脱砲する場合は必ず安全装置を掛けます。
 残滓処理は本人の責任に於いてきちんと処理致します。

4.遭難時は理由の如何を問わず、全ての費用を本人が負担します。
 迷子にならない様最大限の努力をします。損害を出した時には弁済致します。

5.ガイドの指示を守ります。ただし銃刀法&狩猟法を理解し、それを優先します。
 ガイドの指示又は誓約事項に違反した時は退場勧告を素直に受け入れます。
 損害が出た時は弁済致します。支払い済みの費用に付いては払い戻しを請求しません。

6.猟技の向上に努力し、アドバイスを素直に受けます。

7.本ハンティングエリアに対しては開拓者の権利と理解し開拓者と同行する時以外は利用しません。
 これに違反し損害が出た時は弁済致します。

8.交通事故に対してはその事故原因、責任の所在如何に関わらず、ガイドに請求する金額は
 その車両に加入している保険の範囲までとし、ガイド個人には請求致しません。

9.以上の項目を全て誓約致します。翌年以降も同様の狩猟を行う場合は改めて本状を提出
 しませんが、本状の有効期間は無期限とします。

EHG5205御中
    年  月  日
住所                 
氏名 
連絡先                


申し込みや質問 は下記からどうぞ。お待ちしています。

            http://ehg5205.militaryblog.jp/blogmessage
               折り返し御案内をさせて頂きます。



        こちらはヒグマ猟を行われる方のみの提出となります。
          ヒグマ猟に参加する誓約書
ヒグマ猟は非常に危険であり、特殊な技術や心構えを必要とします。
参加者はそれら全てを持っている場合だけとし、予測出来ない不可抗力的な
直接間接的な出来事も含め、全て参加者本人が責任を持つ事を含め、
下記を誓約致します。

1.申し込みは10万円の前金を持って申し込みます。
  撃てば失中未回収の如何を問わず、10万円は頂きます。
  出会いはあっても撃たなければ全額をお返しします。

2.私はヒグマ狩猟に必要な、下記の技術及び心構えを持っております。
  2-1.スナップショットとランニングショットの技術を持っています。
  2-2.迫力負け対策及び恐怖負け対策を完了しております。

3.私は自己の意思でヒグマ猟に参加し、その危険度を十分理解しております。
  ヒグマは撃ち損なうと本人の生命に関わる事もあります。
  講師は銃を卒業しており、支援を受けられない事を理解しております。
  もし失敗して怪我を負わされたり、命を奪われる様な事があっても、これは
  自己責任であり、訴訟を起こしません。

4.半矢となったヒグマが人を襲う事があります。
  この場合の責任は半矢を生じさせた本人にあり、その損害が生じた時は
  弁済致します。

5.狩猟法&銃刀法の両法を正しく理解しております。
  発砲は全て本人の責任において行います。もし事故や違反があっても
  すべて本人の責任に於いて
  処理し、損害が出た時は弁済します。銃の保持はカバーを掛け、実包を装填
  しない、安全装置を掛け,ボルト解放状態とします。銃口の安全管理をします。
  銃の操作には必ず「声出し申告」をし、2重3重の安全を心掛けます。
  実包を装填する場合や脱砲する場合は必ず安全装置を掛けます。
  残滓処理は本人の責任に於いてきちんと処理致します。

6.遭難時は理由の如何を問わず、全ての費用を本人が負担します。
  迷子にならない様最大限の努力をします。損害を出した時には弁済致します。

7.以上の項目を全て誓約致します。
  本状の有効期間は当年限りとし、
  翌年以降も同様の狩猟を行う場合は改めて本状を提出します。
 
EHG5205御中      
                                     年  月  日
               住所                 
               氏名 
               連絡先                



  


Posted by little-ken  at 14:24申し込み&誓約書

2012年03月22日

7.エゾ鹿の大物に会えるメカニズム。

エゾ鹿大物の抜群の出会いは講師のセンスによるところも大きいのですが、下記の様な
北海道独特の構造のおかげで起こり、講師はそれを利用しているに過ぎません。
それは美味しい牧草、繁殖の時期に山に積雪、の二つが絡んで起こります。
このメカニズムを備えた所以外は同じ北海道の中でも今一つの成果に終わります。

   牧草の美味しさは魅力だが、ヤバイのは嫌だ。
牧草は山の笹等に比べて栄養も豊富で美味しい為に1部の鹿は狩猟や駆除の圧力があっても
牧草地周辺で年中生活しますが、多く(殆どと思われます)のエゾ鹿は春になると餌の美味しさ
よりも安全を選択して山に逃げ込み、山中で生活します。

山奥に逃げ込んだ鹿は駆除を殆ど受けませんので秋に山から降りる時には「目出たい」側の
鹿の比率が高くなります。一方、牧草地周りや山の入口周辺の鹿は駆除を受け学習が進み
ますのでこのグループの捕獲の難易度は日々上がって行きます。

エゾ鹿は今や増え過ぎて年中駆除を受けています。我々の側からすればエゾ鹿猟はスポーツ
ですが相手側としましては命が掛かっておりますから当然と言えば当然ですがハンターに
会わない様に過剰に反応します。

牧草地周辺で年中生活をしている鹿は殆んど合法時間には姿を出しません。
姿を出してもハンターらしきと見ただけでトンずらしますからここまで学習されると射穫する事は
ほぼ不可能になります。


   繁殖行動は里で行われます。
冬になりますと山には雪が積もって餌が取り難くなりますので里の方に降りて来ます。
エゾ鹿猟が面白い所はこの山を降りる時期の1カ月と繁殖期の1カ月がほぼバッチリ重なる事です。

更に本州に比べて面積も広い為と北海道では猟犬をあまり使わない為に山中で
生活していた鹿は狩猟を未経験の個体も少し居ます。
これが「メデタイ鹿」や更にその上を行くもっと目が出た「デメキン鹿」になるのですが、
これらは少数派です。鹿は群れで暮らしますのでその中の1部が逃げ出せば他の鹿もそれに
吊られて逃げます。

しかし、ここでエゾ鹿の群れの構造から面白い事が起こります。
(詳しくは次項のエゾ鹿の群れの構造を参照)
群れのNO.2やNO.3はこの繁殖期だけはライバルと張り合って単独です。
そう言う自然のメカニズムによりこの中の「メデタイ」側にあるNO.3の70cm級大物オス鹿は
我々ハンターのターゲットになってくれる可能性が高くなります。
(近年は大物率は30%、3段角率は70%に迫りつつあります。)

またNO.2の多くは75cm前後の大物ですが、稀に80cmを超える超大物もいます。
このNO.2も天候異変の前後等の様に天候が味方してくれれば出没しそうな場所やタイミング
はすでに分かっていますから勝負が可能になります。

本州では繁殖期の行動は積雪前になりますので山中で行われますが、北海道の特定地域
では積雪期と重なりますので繁殖行動は里で行われます。
繁殖期のオスの目には余りハンターが写らず、他のオスの動向やメスの群れの動向ばかり
気にしています。

      この2頭の目には他に何も見えていません。ダブルで戴くチャンスです。


もちろん「デメキン」以外は多少の駆除を受けておりますが地元ハンターより(幸いに高齢の為
にあまり速くありません)速くて正確な銃の取扱い技術があれば捕獲は可能になります。
又ハンターを避けて行動しますので更にその先を読む「技術力」も必要になりますが、
これは講師にお任せ下さい。

ターゲットになってくれる鹿の率は相当低く、多くは合法時間外に行動していると思われますが、
それでも生息密度の濃さから「メデタイ」側の鹿だけを追い掛けていても読みを上手ければ
日々5回を超える出会いが生まれるのです。

これらが故に1日2頭以上の捕獲に続ながり、更に大物にも多数出会える理由なのです。
ぜひこの北海道ならではの自然のメカニズムを上手く理解し、エゾ鹿の大物を射穫して下さい。



  


Posted by little-ken  at 09:53エゾ鹿の習性

2012年03月23日

8.繁殖期のエゾ鹿の群れの特徴。

繁殖期のエゾ鹿の群れの構造とポイント猟。

NO.1 ボスとハーレム
群れは5頭前後のメスを中心とし、ボスがすぐ近くにいます。
オスは繁殖期になると他のオスの動向ばかりを気にしますが、メスは注意深いので朝の合法
タイム以前に引き揚げ姿を現しません。ボスもそれに同行する為に姿を見るのは稀です。

夕方も同様に時間外になってから出没しますが、翌日が雨になる夕方にはメスも普段より早目
の合法タイムに姿を現し、次いでしばらくするとボスも姿を出します。
ボスと合法タイムに勝負出来るのはこの時以外にありません。

ボスは狩猟経験を多く積んでおりますので、銃を向けると距離が遠くてもすぐに逃げます。
また体格もデカイので急所をピンポイントで撃たないと逃げられます。
心臓を直撃しても200m走られます。その為ボスには必ずナミビアポイントを撃たなければ
なりません。

この通常の半分以下の10cmの急所を200mの遠距離から速く撃たないと捕獲出来ません。
また出会いが極めて稀ですから、ハンターの心理的にはより慎重に狙い外したくない気持ち
と、速く撃たないと逃げられる二つのプレッシャーが大きくなり、結果的には失中或いは
未回収に陥り易くなります。

ボス捕獲が5乗的に難しくなるのは「遠射」で「ピンポイント」なのに、これを「早撃ち」で対処しなければならず、更に超大物の「ド迫力」に負けず、自らの強い「プレッシャー」と戦わなければならないと言う5つの難題がある為です。
ボス級も5~10回の失敗を経験すれば成功しますが、出会いが10~15日に1回程度と少ない
為に、一般的に5~15年とかなりの長期戦になります。

しかし講師は1998年以来2014年までに既に34頭の超大物を捕獲していますから、
一旦捕獲出来る様になればそれほど絶望的では無くなります。

  8歳前後、ほぼ最大級の角長86cmです。
  80cmを超えると超大物と言われ、ド迫力となります。 出会える数もグンと減り、
  85cmを超えると更に激減します。もちろんこのクラスはボス級となり、社会的
  経験量も多く且つ 撃たれ強いので難易度は5乗的に高くなります。



NO.2
群れにはボス以外にも周辺にNO.2やNO.3が付かず離れず状態で、ボスの座やメスとの
接触を狙っています。NO.2は角長70~75cm級の大物です。稀には80cm級の事もあります。
群れとボスが引き揚げるとNO.2は広い場所の中央で「我ここにあり」をアピールします。

これは朝夕が曇っていると合法タイムになりますので、そう言う場所を幾つか知っておくと、
出会いや捕獲の可能性がありますが、その出現のメカニズム上150m前後になります。
また心臓撃ちは逃げられますのでショルダー等を狙います。

ボス級に比べればかなりイージーになりますが、それでも5乗的難易度は同じ方向にあります
ので、舐めて掛かれません。またサボットスラグ銃の場合は限界に近い距離になります。
当初は失中や未回収の連続となりますが、幸いな事にこのクラスとの出会いはボスに比べれ
ば比較的多く得られますので、5~10回の失敗の後に成功し、それは多くの場合で3~5年で
達成されます。

 たぶん5~6歳、角長72cm、70cmを超えると大物と呼ばれます。
 グンと貫録が付いて大物らしくなります。群れの順位で言うとNO.2クラスになります。
 このクラスまではまだ数も比較的多く、出会いも捕獲もまだイージーです。



NO.3
NO.2がアピールするのは10~30分程度ですが、これが終わると今度はその近くのやや小さな
場所で、NO.3が「我ここにあり」をアピールします。
NO.3は多くが60cm級ですが稀に70cm級もいます。

これは完全に合法タイムになりますし、射撃距離も100m程度になりますからイージー度は
グンと増し、更に心臓を撃ってもそれほど走りませんので、この面からもイージーです。
それでも本州鹿より遥かに々に大きく、且つ射手よりも遥かにデカイので当初は迫力負けして、
失中や未回収が続きますが、5回前後の失敗の後に成功し、それは遅くとも2年目以内に
達成されると思います。

 4~5歳になると随分エゾ鹿らしくなります。
 角長は65cm前後、群れのNO.3クラスです。



 3歳になると小さい(もはや本州鹿の比ではありません)ながら50cm前後の3段角になり、
 以後歳を取ると共に大きく太くなります。
 このクラスならば多分初年度の遠征で捕獲出来ると思います。



夕方
夕方はこれらの順番が逆に起こります。
雲っていれば日没の1時間ほど前からNO.3が行動を起こします。また朝も含めて翌日の
出没地は数km変わります。また1度撃たれると時間と場所を更に少し変えて出て来ます。

「ポイント猟」とはこう言った内容を良く考え、出没する場所を幾つか知っておき、その時間に
その場所に直行する、総合的な考える狩猟の事を言います。


若い鹿

 左写真:2才の角は先端のみが少し枝分かれしたカニ角と呼ばれています。
  食べて1番美味しいのもこのクラスです。まだ迫力が無い為に失中する事は少な目です。
 右写真:0歳には角が無く1歳には20~40㎝のピン角と呼ばれる1本角になります。
  このエゾ鹿はピン角で本州鹿の大物を遥かに超える体格になります。



夏毛の鹿

 左写真:初秋のエゾ鹿大物、冬毛に変わりつつ、角も伸び切っていますが
  まだ皮膚が付いています。間もなく角は立木で先端は白く磨かれ、その際にそれ以外の
   部分は樹液や樹皮で着色されます。
 右写真:かなり大物です。夏毛はオスメス同色、本州鹿より赤っぽく白斑点もはっきりしています。
   冬毛になると雄は黒掛かった、メスは灰色掛かった茶色になり、これは本州鹿と同じです。




  


Posted by little-ken  at 10:01エゾ鹿の習性

2012年03月24日

9.北海道出猟の物と心の準備。

1.準備して頂く物
 ハーフライフル銃出来れば4倍スコープ付きボルトアクションの12番)もち ライフルOK。
 非鉛弾10発以上/日。(過去4日50発でやばくなった事は数回ありました。)
  毎シーズン約25日中の3日x3~4回が出会い的には超大猟で、この時に外しまくると弾切れが心配になります。 
 出来れば距離50mで全弾5cm以内の腕前、
                        更に出来れば150m遠射で全弾15cm以内
 素早く正確な発砲準備動作及び照準動作
 少し防寒寄りの長靴、ボテボテしない防寒着。(朝は0度前後、日中は10度前後です。)
 解体用品(ナイフ・手袋・ビニール袋・ペットシート等々ですが、初年度は手ブラでお越し下さい。)
 狩猟登録証等
 獲れなかった時の心構え。(技量があまりにも低い人に限り必要です。) 
  何処のガイドにはこんな項目もありましたがここではまず獲れない筈がありませんから不要です。
   「出会い数≒動作が遅くない限り発砲回数」になりますが、捕獲には腕と運が必要です。

 肉の送先の確保。(銃の取扱い技術が標準以上になれば半端でない捕獲量になります。)
   ダンボール箱は1人4個まで(2頭分の全部を送れます)用意してあります。初年度は
   それで間に合うと思いますが、それ以上にたくさん捕獲される人、及び送付先が
   たくさんある人はそれなりの用意を各自お願い致します。発送はクロネコヤマト着払い
   オンリーとなり、伝票はこちらにもありますが、多数の場合は予め用意をお願いします。




2.期待しても良い項目:平均値になるまでには3~4年を要します。
 相応の出会い(平均は5回/日、時期や気象条件により最大±3倍のバラツキがあります。)
 相応の捕獲(平均値は捕獲6.0頭/出猟3.5日、出会量の変動+技術や経験量によって増減します。)
 抜群のコスパ(1回撃つ或いは1頭捕獲までのコストは何処よりも抜群ですが、捕獲次第です。)
 大物との出会い(約80%がオス、その中の約20~30%が大物、当然バラツキがあります。)
 技量やマナーの向上少し厳しい指導になりますが、1日で本州の1年分の経験が出来ます。)


3.期待してはいけない項目
 やさしい指導。(本物のハンターになって頂く為に厳しい指導になってしまいます。)
 大物捕獲。(未熟な技量では絶望的ですが、高い技量又は運があれば捕獲は十分可能です。)
 厚待遇。(宿舎は荒野のテントよりマシな程度、電子レンジ有、電気ポッドありです。)
 暖房のある車両


4.やってはいけない事
 酒を飲んでのワンマンショー
 未熟な意見を言う事。
 スクールは講師から学ぶ場所であり、未熟な意見を議論する所ではありません。

 違法行為&危険行為
        (銃はボルトオープンで安全装置オン、銃口は何時も管理下に置く。)


5.守らなくてはならない事
 各種法律。
 ガイドの指示。
 誓約書の内容。



6.重要な事。
 銃口の方向の管理(車の進路変更と同じで事前安全確認が必要)
 発砲準備動作が成功の鍵(カバー外し→弾入れ→装填→安全装置解除→照準の一連の動作
 何時も安全装置(銃が肩に付いていない時は何時も安全装置を掛ける)
 スコープは捜索具ではない(銃を肩に付ける=目標がスコープに入っている)
 射撃場で練習は出来ない(殆どの練習はイメージトレーニングです)


7.気象条件
紋別スクールは10月28日頃から始まりますが、その初期の頃は冷えた朝に霜が降りる程度で日中は10~15度ほどまで上がります。
天候は曇りが多く小雨やパラ雪も晴れもありますが、大きな天候不良は少なく、出撃率は100%です。狩猟は朝夕の2時間程度であまり歩かず車に乗って(ヒーター無し)猟場を周りますからそれほどの防寒は不要です。

紋別スクールの終わりは11月20日前後になりますが、朝はマイナス5度程度、に中はプラスの5度程度です。
全般的に言えば積雪はそれ程ではありませんが、11月10日頃からは稀にブリザードの日があり、出撃に多少制限を受ける事もあります。
しかし反対にブリザードの前後には豊猟が期待されますから猟としてはそれ程悪くはありません。
この頃になりますとブリザードの日には飛行機の遅延も目立つ様になりますが、この10数年で飛行機欠航でその日に到着できなかったり帰れなかった事は1度もありません。

          11月初旬。                      11月中旬


申し込みや質問 は下記からどうぞ。お待ちしています。
            http://ehg5205.militaryblog.jp/blogmessage


  


Posted by little-ken  at 17:50出猟準備

2012年04月02日

10.エゾ鹿猟用の銃と弾。

エゾ鹿は2000年頃には50m前後に居ましたが、その後駆除が始まると共に徐々に距離が
遠くなり、今では100~150mに多く、日によっては150m以遠に居ますから、やはりライフル
銃がベストです。
しかしライフル銃の所持までには10年の歳月が必要でそれまでは必然的に対象はサボット
スラグ銃になります。(ご安心下さい、サボットスラグでも130mは十分当てる事が出来、
150mまで何とかなります。もちろんパワー不足の心配はありません。)
ノーマルスラグ銃は射程が100m未満ですから事実上使えません。


エゾシカ猟に使えるサボットスラグ銃の作動方式と口径
ここではノーマルスラグの説明を省きます。
サボットスラグ銃にも12番と20番がありますが、初速もエネルギーもショットガンは腔圧で先に
限界が来る為に、小口径銃がライフルの様に高速になる事はありません。20番はエネルギー
が30%前後減少して多少撃ち易くはなりますが、その分シカを倒すエネルギーも減少します。

サボットスラグ弾はライフル弾に比べて空気抵抗が大きく、遠射時における弾速低下から来る
パワー不足が予想されます。近距離ならばエネルギー的にも不足は無く不利になりませんが、
100m超えを考えると12番でないと圧倒的に不利になると思います。

もう一つの理由として命中精度は良い弾との相性が重要ですが、12番以外は弾の種類が
少なく、良い弾に巡り会えない可能性が高くなる事も20番のマイナス要因です。

銃はボルト式が1番命中率に優れており、将来ボルト式ライフル銃の運用を計画している人は
絶対ボルト式のスラグ銃にすべきです。現在ボルトアクションとしては数種の銃が入手可能
ですが、12番となると実質サベージオンリーとなります。

照準装置は絶対にスコ-プ式が有利、ドットサイト式やホローサイト式よりも映像が明るく
クリアーな為です。倍率は4倍固定が安くて視野が広くて有利です。3~9ズームの3倍時より
4倍固定は視野が広いからお奨めなのですが、余り売っていないのが難点です。


ライフル銃とサボットスラグ銃の比較
精度と遠射能力においてサボットスラグ銃はライフル銃に敵いません。
ライフル銃は100mで15mmを保障しているメーカーがあり、私自身がそのクラスの市販
ライフルの150mワンホールを経験していますから、銃と弾の性能は100mで25mm以下に
あると言って良さそうです。

サボットスラグ銃はこれに対して50mで35mmを謳っているメーカーもあり、R生徒は4発を
12mmにまとめた事もありますが、硬い表現では50mmでしょう。

サボットスラグの50mで50mmは100mで100mmとなり、ライフルの100mで25mmでは4倍の
差があると言えばそうなりますが、中心に対して言えば弾着が40mm弱広がる事を意味します。

急所の大きさは少なく見て直径で150mmありますから、ライフルで当る人は殆んどスラグ
でも当てられ、スラグだから未回収になる確率は非常に僅かです。
言葉を換えれば100mに対してはサボットスラグで十分な精度を持っています。


エゾ鹿猟用のサボットスラグ銃
北海道のエゾ鹿用に持って来るのは12番のボルトアクション銃、
これに4倍固定のスコープを付け、全長を105cm程度にカットし、
ストックを本人の体形に合わせた銃です。他の型式は考えられません。
サボットスラグ弾は絶対に市販弾の方が良く当たります。


          SAVEGE M210 12番  

         

筆者は走る鹿に絶対に当ててやろうと思い、頑張って実戦正味約100日、約500回の出会い、
約2000発を消費、それをクリアした頃から当たる様になりました。
普通に考えれば100日通う事も鹿に500回出会う事も絶望的です。
と言う事で走る鹿に対しては当面は論外であると思って下さい。

結論としてライフル銃もサボットスラグ銃も連射はありえません。
止まっている鹿にも中々当たらない人が走る鹿に当たる筈など無いからです。

バトラーキャップは不要、スリングは車内では不要でポケットに入れておきます。
車の中ではボルトを開け、セーフティを掛け、銃にはカバーを掛けます。カバーはすぐに外せる
様にチューニングが必要です。

弾は1発をすぐに入れられる様に何時も右手に持ちます。1発必中でマガジンは使いません。
又倒れた鹿が起き上がる可能性もある為、数発はすぐに希望の方向で取り出せる様にする
必要があります。これを単発連射と言います。
最も必要な練習は発砲準備動作、スコープは構えたらすでに目標が捕らえられていて当たり
前にしなければなりません。スコープは照準器であり、捜索具ではありません。


エゾ鹿用のライフル銃
作動方式は言うまでも無くボルト式、他の作動方式の銃は考えられません。
ボルト式、複列式(着脱)マガジン、全長105cm程度、口径308、スコープは当初4倍で慣れたら
6倍、安全装置を掛けたまま脱砲が出来る、実質サコー75又は85オンリーになります。

当面はマガジンを使わず単発連射になりますが、この時に複列式でないと実質使えない或いは
非常に不利になりますのでご注意下さい。
またその後も圧倒的に複列マガジンの方が有利です。


エゾ鹿猟用の弾薬
弾頭はもちろん非鉛でなければならないのは言うまでもありません。
スラグもバックショットも同様ですが4号バックショットだけは鉛弾OKです。

5-1.サボットスラグ弾:ハンドロード出来なくはありませんが、精度を出す為には火薬量等を
精密にするだけではなく、出来上がり寸法も精密にしなければなりません。
柔らかいプラスチック薬莢でこれを出す事は事実上不可能で、リロード弾は安く作れても、
精度的に非常に不満足な物しか作れません。

従いまして練習用の1部にリロード弾を使うのは良いとしても、練習用も実戦用も工場製弾の
方が圧倒的に有利です。

5-2.ライフル弾:近年の工場製弾の精度は素晴らしく改善され、リロード弾の方が精度が上と言う
時代は終わったと言えます。
安く作れますから練習には良いとしても、実戦に使うには数々の不安が付きまといます。
実戦には工場製弾を強くお奨めします。

過去 ハンドロード は次の様な トラブル が本当にあり、少なくとも7名の生徒の猟の全部
もしくは1部が台無しになりました。
これに陥る確率は毎年数人の新入生徒の中の1人でしたからとんでもない恐ろしい確率です。
  1.マガジンに入らない弾で使えなかった。
  2.脱砲したら弾頭だけが銃身内に残った。
  3.薬室に入らない弾で使えなかった。
  4.火薬の入っていない弾で銃身内停弾。
  5.オーバーロードで銃が壊れた。
  6.肝心の時に不均一弾だった。
  7.遠近2種類の弾選択をモタ付き、貴重な大物チャンスを見送った。
  8.クセで薬莢を回収しようとして、肝心のチャンスを有効に生かせなかった。

数mmの精度の為なのか1発数百円の為なのか分かりませんが、1回のチャンスが少なく見て
1万円以上に付きますからこれを棒に振る可能性は少しでも避けるべきです。
どうしてもハンドロード弾を使いたい生徒は上記に絶対に陥らない様に全ての項目をしぶとく
確認の上でお持ち下さい。


ゼロイン
ゼロインはサボットスラグ銃は100m、ライフル銃は150mゼロインがベストです。
遠射に憧れる余り、肝心の近射をミスってはなりません。300mゼロインはメリットゼロです。

落差補正は本来するべきですが、獲物を目前にして距離計で計測する事は不可能です。
目視は周辺の地形や明暗によって数倍の誤差を生んでしまいます。

間違った距離により補正すれば補正しない方がマシと言う事になりますし、そう言う補正では
自信が持てません。射撃は少しでも雑念や不安があると命中率が激減します。

そう言う事ですから原則として落差補正は行わない事が、1番良い結果を生みます。
もちろん遠射用と近射用と弾を用意するのも同様で、良い結果に結び付く事はありません。

実戦出撃に際して。
1.ゼロインはもっとも多用する距離150mに合わせる。(スラグは別)
2.落差補正は行わない。
3.弾は1種類の工場製弾を1日当たり10発用意。
4.クリーニングは行わず、最終サイト確認終了後、そのままお持ち下さい。


粗点:ナミビアポイント。

エゾ鹿の急所はかなり前方にあります。少し位ならずれても即倒しますが、10~30秒後に
起き上って逃げ出します。念のため、倒れている内に上半身にもう1発撃ちこんで下さい。
前方に少しずれても問題は有りませんが、後方に少しずれると即倒せず走り去ります。
どうしても失中が怖くて胴体中央寄りの照準になってしまいますが、前方にずれた方が、
また下方にずれた方が問題は少なく、後方にずれるのは最悪です。

従来通りの心臓狙いも小物には悪くないのですが、大物には正しくヒットしても数百m以上
走られ80%が未回収になってしまいます。


スラグが当らない人は
なお、スラグがどうしても当たらない人(50mで100m用の的紙からはみ出してしまう人)にはフルチョークと4号バックショットのバランスの良い短い普通のリブ銃身の散弾銃がベストであります。
この場合射程距離は40~50mになり、エゾ鹿が100~150mに多い事を考えますと不利
ですが、数割が50m前後におりますのでこれの捕獲に賭けるのです。
時期は解禁寄りの方がやや距離が短く有利です。


申し込みや質問 は下記からどうぞ。お待ちしています。
            http://ehg5205.militaryblog.jp/blogmessage


  


Posted by little-ken  at 15:18銃と弾