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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年03月25日

13.シカ角トロフィーの作り方。

大物捕獲に成功したらトロフィーを作りましょう

トロフィーの持ち帰り方

トロフィーはハンターの誇りです。
写真の様に担いで飛行機で帰れます。 (オーバーウェイトでなければ無料、オーバーウェイトであっても2000~3000円の宅配料金並みの追加で済みます。)
スクールの帰り道にはトロフィーを担いで、空港内ロビーを1~2周 し、獲れなかったハンター諸君に少しだけ見せてあげましょう。

おデコ切りの角飾りがお奨めです。
シカのトロフィーで最も一般的なのが剥製、次がスケルトンと言われる頭骸骨の丸更です。
スケルトンには骸骨丸更と、鼻面までを全ての上60%を残しカットしたタイプがありますが共にヨーロッパではスケルトンが主流です。
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日本では剥製もスケルトンも共にお金が掛かり過ぎ、且つ飾るのに頭の部分が全部付いているので大き過ぎます。またスケルトンは気持ちが悪いと言う人も多く居ます。
しかし日本のシカの位置付けは神の使いとして神聖な生物で、鹿の角は決して気持ちが悪くなる物ではありません。
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これらの背景からなるべく簡単でコンパクトでカッコ良くてワイルドでありながら、多くの一般の方が気持ち悪くならないシカのトロフィーを作ってみました。
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トロフィーにはタグを付けその時の写真をラミネート加工した物を付けたり、ショートエッセイを付けておくのも良い思い出になります。また倒した時の薬莢又はその薬莢に弾頭を再プレスしたダミー弾頭を付けても良い思い出になります。


スクールでは実費で加工代行もしています。送料&梱包費がベラボーな為、翌年スクールでの手渡しとなります。上写真丸太の輪切りの物で2万円強、下写真の北海道型の物で1万円前後になります。
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角飾りの作り方
  2-1.まずは原材料のシカの頭を切らなければなりません。クラウンから1.5cm位離れた後方から眼球の中心に向かい眼球まで鋸を入れます。鋸が通る周辺は皮を除去する必要がありますが、皮はなるべく付けておいた方が骨は綺麗に仕上がります。
角の周辺は頭蓋骨が厚く大変ですがそれを過ぎればそれ程ではなくなります。
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目のところまで鋸が入ったら角をこじると隙間がかなり大きくなる様になります。左右の角を前方に強く押しますと細かい骨が折れますので後は繋がっている皮を切ればトロフィーが外れます。
使用する鋸は生木用の物かプラスターボード用等々の目の粗い物が良好です。
不要な肉や脳味噌は剥がしたりカットします。ダニを殺す為に殺虫剤を皮に掛けます。
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  2-2.綺麗な頭蓋骨にする為には鍋で煮ます。皮の部分が全て沈む程度の鍋で沸騰してから約2時間で皮が浮く様になります。生臭い匂いが出ますので台所でやると嫌われます。
浮いてくる脂やカスをすくうと綺麗に仕上がります。
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皮が剥がれ掛けたら剥がして暖かい内にぬるま湯とタワシでよく擦りヌメリを落とします。角のこげ茶色の部分は木の樹皮ですからなるべくそのまま触らない様にします。
当初はブヨブヨですが乾くと又元の色形に戻ります。その樹皮が剥がれ落ちてしまった場合は靴墨の黒と茶色を混ぜて着色を施します。
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鋸、木工ヤスリ、グラインダー等を使って骨の成型と座りを良くします。
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その後裏側から肉の厚い角の付け根部分に穴を開けてマルタの輪切りや適当な台木にビス止めすれば完成です。
鹿の骨はビスがすぐ焼き付いてしまいますから下穴は通常より大き目が良いでしょう。
また本取り付けの前にビスが適正にねじ込められる事を確認してからにしましょう
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鋸は木工用や金属用は適さず、発砲コンクリート等も切れるパネルソーが良好です。
ドリルは金属用が使えます。グラインダーは猛烈な臭いを発しますので注意して下さい。
ベースの丸太輪切り等は5000円前後で滝上の道の駅で売っています。
自作の北海道型のプレートも良いと思います。
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Posted by little-ken  at 18:05鹿角トロフィー