2017年04月22日

狩猟人生、その11:バックショットメインの短銃身ショットガン:1997年~。

11短銃身のショットガン。1997年~
少し話が前後しますが、1997年には本州多目的猟用に短銃身バックショットメインの
レミントン11-87の12番21インチの運用を開始しました。
本銃は2000年に本州巻狩りを卒業するまでに約20頭を捕獲出来ましたが、特筆は全て
10m以内の失中&未回収がゼロであった事です。
鳥猟にも多用し08年SKB24インチに変えるまでカルガモ約300羽&ハト多数を撃墜しました。

初失中の7年目の50余日以後はその失中の原因を考え、スラグからバックショット(大粒散弾)
に切り替えました。バックとは鹿の事です。
しかし20番と言う小口径バックショットは12番に比べて粒数も少なく甚だ非力でした。
これを無チョーク銃身からバラ撒く為、鹿には当たりますが被弾粒数不足で倒し切れない事が
続出しました。

スラグ弾運用が上手く行かなかったのは照星と照門と目標、この3つは元々同一線上に安定
保持が難しく、更に3つはそれぞれ違う焦点距離にあり、この3つを移動目標時にも同一線上
をキープしたままでしか命中出来ないのと言うのはオープンサイトの欠陥と言える物でした。
狩猟人生、その11:バックショットメインの短銃身ショットガン:1997年~。
  これ以前はレミントン1100ディア―ガン。22インチライフルサイト付のチョーク無し
  の20番スラグ専用銃でした。
  スラグは命中させにくいのでバックショット使いましたが、無チョーク銃身から
  バラ撒きますと当たりますが、弾粒数不十分でしばしば数km走られました。


それで、サイトは銃を向けるだけで目標までの銃身方向をキープし易いリブサイト、チョークは
フルチョークより更にもう少し絞ったターキーチョークを採用しました。

ショットガンは複数被弾複次効果がある為に有効度が非常に高くなり、その時の1粒の威力
には余り関係がないのが最大の特徴です。強力なライフル弾でも急所でなければ3発を要し、
1桁以上も低いエネルギーのバックショットの3粒でも即死するのです。
その考えで行けば27粒の4号バックショットがベストですが、当時は入手不可でした。

選択は9粒か6粒に限られ、当時の9粒弾は鳥撃ち用側の300m/sでしたが、6粒とスラグ弾
は高速の450m/sでしたから6粒を試し、粒数の密度不足ならば考え直しましたが、鹿の胴体
に3粒当たる確率は40m以上まで可能でした。
そして本銃は予想通りに活躍してくれ、失中&未回収無しに連続20頭の好成績が出ました。
狩猟人生、その11:バックショットメインの短銃身ショットガン:1997年~。
  新作のレミントン11-87の21インチのターキーチョーク、12番バックショット用で出来る
  だけ短く&素速くを追求しました。
  素早い照準には絶対にリブ銃身、前作の無チョークの反省からフルチョークとし、本銃
  では抜群の成果をあげました。11-87は21インチ銃身ですが外にハミ出すチョークが
  付く為に実際は22インチになります。














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Posted by little-ken  at 18:35 │狩猟人生を振り返って、